みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

日記

voice of a familiyless man

*父という帽子を探す一輪の花などあらぬ野にたちながら きのう、歌誌『帆』の広報担当の三浦果実氏がわたしの父と話した。録音を聴いた。当たり障りのある話じゃない。気になったのは三浦氏が使った《父に対する恨み》という辞で、おれ自身はいまや恨んでは…

i wanna die is never say again

★ きのうは朝から具合がわるかった 寒気と躰の痛みで 眠ることもできない 内科にいったものの、 インフルエンザやコロナを疑われ、 上階のクリニックへ 長い時間待った でも陰性 痛み止めを処方され、 地階の薬局へ そこも満員、長椅子に老人が横たわってる …

おれの徒然〈12〉「人生浮上作戦」篇

* 以前にPDFで電子書籍を入稿したのだけれど、「読めない」というクレームがついて出版停止にしていた。いろいろと験したものの、PDFをEPUBにはできなかった。ところが「一太郎 EPUB エラー」で検索すると、固定ではなく、リフロー設定であれば数秒でできる…

things for nothing

★ 幻冬舎ルネッサンスの人間と喋った 送った本について話す予定だった おれは長篇小説を以前、 講評してもらい、 その完成版を送ったんだ ついでに詩集と掌篇集、歌誌も送った 日村勇紀の女版みたいな担当者と話した(以前の講評者はもういなかった) たった…

the burn out dreams

www.youtube.com ★ どっかで「書くことによってじぶんを傷つけている」とブコウスキーは書いてる そうとも、多くの作家志望はそんなありさまだ 文芸は長期的に見ると、とても不愉快だ 毎回、じぶんが幸福でないことを確かめることなのだから。 幸福の原感覚…

おれの徒然〈11〉「もう、いやだよ」篇

* 希死念慮がぶり返している。春になるといつも、どうにも心身の安定がむつかしい。一昨日、届いたフィルムをさっそくだめにしてしまった。おれの手はあまりにも不器用で、フィルムの装填さえできない。歌誌が終わって、どっと疲れたのもある。酒が切れたの…

take it as it comes

★ 多くのものを喪って来た 多くのものを獲たふりをして喪って来た 茫漠な時間のなかで、なんのよすがもないことの重さが募る なにもできない自身を監督する映画作家のような気分 10月の湿った鼬のような気分 きのうは金を遣い果たした 本とフィルムと食糧を…

step making sense

★ きのうはひさしぶりに動いた 金がないときはじっとかまえて動かない それに歌誌のこともあった ひとの原稿を待って、 焦らされる そんな状態だったから、 なんにもしないで日を過ごしていた 唯一作業所の在宅があるだけで、 あとは呆けたつらで、 その日を…

to deep inside me

★ きょうで3月も終わり 貧しい生活も終わりにしたい 朝になってH氏からメール、 歌誌の原稿に訂正の指摘、 さっそく直してだす あしたには見本刷りを発注する予定なので、 時間があまりない H氏からの反応はまだない 無為であるしかないさもしさ 臨在感的把…

shoot the guitarist

★ きょうになって待ちに待った原稿が届いたけれど、 未消化な文章だった 途中で終わってるところもあるし、 意味が通じない箇所もあった きっとむちゃぶりが過ぎたんだろう けっきょく文章や構成を補うことになった そして著者校正をお願いした それが終わっ…

motivation for life

39歳からの本格アコースティック・ギター 作者:打田 十紀夫 リットーミュージック Amazon 39歳からの本格ブルース・ギター 作者:安東 滋 リットーミュージック Amazon ★ 人生のためにやれることが乏しい きょうも原稿が来ない 夢のなかでおれは ”こんなこと…

sleeping in fear

★ 歌誌はなかなか完成しない 来る予定の原稿がまだ来ない 正直、不安だ きょうはなにもやってない 今月は工賃で¥16,000以上も入った ¥6800ほど電気代で逝ってしまった あとCD2作、 ルルーズの『ルル』、 坂本慎太郎『まともがわからない』初回盤、 あとは…

you gonna take me to haven

★ 創作表現講座というものを開くことになった。 べつにおれが偉くなったわけじゃない。 相手から頼まれてそうなった。 おれに教えられることなんかあるのかとおもいながら、 それも今月分の受講料は頂いてしまったし、 来週からは本格的に教えねばならない。…

put on airs in isolation

今後の予定と方針 * 燃えあがる水が黄金色に染まってゆく。おれはおれでないもののために武装してその前線に送り込まれた。さて、今年で40だ。腹を括って生きなきゃならない。女は欲しいと繰り言をするけれど、同居はしたくないな。たまに逢ってじっくりつ…

おれの徒然〈10〉「ギター買った。」篇

★ 先日、nagiのkuroというギターを買った。新品で¥43,000ほどだ。以前ギターはLAGで新品だったら¥25,000だった。今回は少々奮発した。そしてその後遺症か、いささか酒に呑まれてしまった。というわけで今月はもう文なし。こいつを弾きまくって、積年のまち…

sometime I feel like a blind man

作業所から電話 きょうは工賃明細と捺印で、 あとは在宅、 でも、そのまえに心療内科がある 朝餉を済ましたとき、 また電話、 師匠からだった 送った見本版の詩集から、 好いという作品をあげた、 『暗がりで手を洗う』、『たとえば夢が』、『ムンクの星月夜…

I'm just feeling fade away, now

★ 「握り金玉(ぎんたま)」という俗語を識った なにもせずにぶらぶらしている、という意味らしい おれも最近ずっと金玉を握ってる 映画が観られない 未読の本が溜まってる 性慾も湧かない いつもいつも過去のことで頭がおっぱい だらしなくタッピングを繰り…

something must breaking

www.youtube.com * きょうはじぶんの演奏を動画に撮った iPhoneを買ってからしばらく経ったものの、 そういった挑戦をいままでしてなかった きのうの演奏で手応えを感じたので、 いくつか動画を撮ってSNSに投稿した ライブハウスにも送信しようとおもったも…

おれの徒然〈09〉「途中覚醒」篇

* それにつけても途中覚醒である。いつも0時くらいに眠るのだが、それが4時ぐらいで眼が醒めてしまうのだ。こいつにはだいぶ困った。ただでさえ、眠剤がないと眠れないのに、薬を嚥んでも起きてしまうのだから。というわけで途中覚醒について検索すると、ど…

おれの徒然〈08〉

* カメラが届いた。TIARA Ⅱである。傷と凹みが残念なのだが、いまのところ手に入るのはこれだけだ。まあ、¥5,0000あればもっと状態のいいものに出会えるのはわかってるが、どうしようもない。そんな金が入る予定もないし、フィルムだって高い。しかたない…

おれの徒然〈07〉「追憶」篇

* 12月、1月と無駄遣いで終わってしまった。金が入ったのにろくな買いものもできずに終わった。楽器屋に駆け込んでLAGをもういっぽん買えばよかったとおもう。買ったものはLP1枚、安売りの時計、レコード入れぐらいなもので、あとは酒に消えてしまった。7万…

おれの徒然〈06〉

01/12 1時、床に就く。夜中、左足の痛みがひどい。散歩のせいか。やはり靴が合ってない。朝、激痛で眼醒める。まだ8時まえ。おれは歩くことさえできないのか。テキスト入力のレスポンスが遅い。9時に医者、きたむら内科にいくことにして朝餉の支度。喰う。そ…

おれの徒然〈05〉「成人式」篇

www.youtube.com 01/07──予感 ★ 1時に床に就く。音楽が一瞬聞えた。だれかが室にいるのかも知れない。だれもいない。たまたま廊下を歩いたやつのスマホから流れたものかも知れないが、ドアの音はなかった。鍵が開いてた。ようやく寝つこうとしたとき、電話が…

PERFECT DAYS

www.youtube.com www.youtube.com ★ ようやく酔いが醒めた きょうで6日か 年末年始は前後不覚だった とにかくひどい浪費 ¥10,000以上も酒に使った 4日なって映画『PERFECT DAYS』を観た ヴェンダースは『だれのせいでもない』以来だった 少しの冒険も赦さな…

songbird dead in the water

www.youtube.com ★ 25日に工賃が入った まえよりも多い¥9,836だった 師匠に作品を送り、友人に本を送った ジュンク堂でジョン・ファンテの『塵に訊け』新訳を求めたものの在庫なし 帰ってAmazonで注文した で、残った金は酒に消えてしまった まったくどうか…

It's Christmas In Heaven

www.youtube.com ★ おお、聖なるかな ひとびとよ 飢えた路上に立つ未来のおれよ この夜の果てに旅立とうとするものらよ けつでも喰らえ なにもかもがうそ なにもかもがでたらめ おれはサンタクロースなんざ信じたことがない 幼稚園の催し 隣の山口公民館で …

おれの徒然〈04〉「屁みたいな人生だ」篇

soundcloud.com きょうは県民会館のイベントで弾き語りした。曲は『野焼き』で、前説で2年まえに死んでしまった詩人・田中修子氏への追悼であると宣った。冥府へと逝ったかの女が喜ぶかどうかは怪しい。大変に怪しい。存外ながら緊張して、手がガチガチにな…

食卓をめぐるダンス

soundcloud.com きょうは録音トラブル。シンセの音をライン録音しつつ、ヘッドホンでモニターするつもりが、ケーブルの断線でだめになった。買って1年のオーディオテクニカがだめになった。しかたなく、きょうは一曲だけミックスして終わりだ。 きのう、長篇…

おれの徒然〈03〉&句篇『氷の山』

★ 1時過ぎて薬を嚥む。20分、床に就く。夢/ドラマの音楽にかかわることになったものの、ロケ地に到着できない。途中、くるりの岸田・佐藤両氏に遭う。かれらと話す。ホテルでは両替が出来ないといい、岸田氏が¥3,000貸してくれた。感激する。佐藤氏がタワ…

おれの徒然〈02〉

《監房のなかで、かの女はじぶんの罪について考えることもしなかった。ただこの世界との違和感を消し去ってくれるような迷妄を求めていた。ほかの拘留者たちと話もせず、ただただ迷妄の扉がひらくのを心待ちにしていた。格子窓の外はまだ午である。夢を見る…