みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

things for nothing

幻冬舎ルネッサンスの人間と喋った

送った本について話す予定だった

おれは長篇小説を以前、

講評してもらい、

その完成版を送ったんだ

ついでに詩集と掌篇集、歌誌も送った

日村勇紀の女版みたいな担当者と話した(以前の講評者はもういなかった)

たった15分で終わった

型どおりに褒められ、型どおりに商売の話

終わっておれは失望した

ほんとうに文学がわかる人間なんていないことに

金に飼い慣らされた豚どもしかいないってことに

出版業界が最近くだらない啓発本ばかり出版する意味がわかった

ともかくおれはそうして失望を獲得した

それでも電子版をだすことに

間口をひろげることに腐心した

以前、PDFで挙げた原稿が出来損ないだったから

全作品をKindleで販売停止した

なんとかPDFをEPUBにできないかと模索

でも、だめだった

諦めた

しかしおもいたって「一太郎 EPUB エラー」と検索

どうやら固定でなく、リフローにすればいいらしい

験しにやってみたら数秒で原稿ができた

ビューアで確認しても、そこそこうまくいった

惜しむらしくは画像の挿入が乱れることぐらい

読めた代物になってくれた

さっそく入稿

終わって一息

幻冬舎ルネッサンスからメール

見積もりで、電子書籍に¥2,000,000だとよ。

ふっかけすぎだ

莫迦らしい

金儲けしか考えらない阿呆だ

ひとはけっきょくブランドでしかものを買わない

本だってそうだ、どの出版社、だれの評価、そんなもので判断する
純粋に作品の内容、価値で判断できる人間はおれも含めてわずかなんだと

気づかされる

あーあ、またも胸糞だった

おれは読者を獲得するためにツイキャスをやることにした。