みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

put on airs in isolation

今後の予定と方針

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 燃えあがる水が黄金色に染まってゆく。おれはおれでないもののために武装してその前線に送り込まれた。さて、今年で40だ。腹を括って生きなきゃならない。女は欲しいと繰り言をするけれど、同居はしたくないな。たまに逢ってじっくりつき合いたい。ほかの男がいてもいい、ただおれのまえではおれの女でいてくれればいい。セックスには期待していない。とにかくかっこいい美人で、ショートカットで、ファッションセンスがあればいい。ごくたまに競泳水着かウォーターポロを着用してくれれば大満足だ。あとはおれの作品に理解があるだけでいい。

 1年かけて作品を売り込む、宣伝すること。そのために献本リストをつくった。インディー系の本屋、訳者・批評家たち、結社、歌誌などに作品を送る。でたらめに恵送するわけではなく、狙いを込めて少数の者に送ること。詩集、小説、歌集、歌誌、写真集、画集、すべてを動員して相応しい場所に投じること。そしてyoutubeの顔だしインタビューチャンネルに出演すること、いままでのじぶんの人生をすべて曝し、大胆不敵に世にでたい。定期的にツイキャスも顔だしでやりたい。4Kのカメラが欲しい。夏に作品はすべてあがる。あとは送り込むだけだ。もはや、ひとりで呻いているわけにはいかない。ともかく世に知らしめる必要がある。

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 いまは来月にだす、歌誌『帆(han)』第三号と、7月3日の誕生日にだす、詩集にかかりっきりだ。前者はまだ原稿が4つ足らない。そして後者は内容が未定稿で、H氏に依頼した序文の目処が立っていない。詩集から削除した詩をあつめて9月にはチャップブックをだすことにした。冒頭の画像は、その表紙デザインである。

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 5月からギターレッスンを再開したい。オンラインレッスンはやめて、対面に切り替えたい。近所のギター教室で、まずは音感とストロークを学ぶ。手元にある、ギターマガジン付録「くるり SONG BOOK」を一通りできるようになりたい。コード弾きができたら、指弾きをしたい。はっぴいえんど「風をあつめて」ができるようになりたい。それらが終わったらガットギターを習う。基本的な奏法をマスターしたい。曲づくりに活かしたい。電子楽器についてはまたそのあとだ。

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 そういえばTwitterのトレンドをたどってるうちに「ハリウッドザコシショウ」のネタをはじめて見たが、ありゃなんだ。醜い肉の塊りが狂騒してるだけだ。”ティンコンカンコン”だってよ。あんなもののどこが笑いなのか。コギトとしても、ロジックとしても、ユーモアとしても、メタファーとしても通じない。どうやら最近の芸人風情は乱痴気騒ぎと笑いの区別がつかないらしい。内輪受けの集大成。珍妙な格好で吼えているだけで、そこから学ぶことはなにもないと来る。夜遅くになってゾッとしてしまった。賛同なんか要らねえ。わざわざ芸人の力なんかなくたってユーモアやギャグをおれは捻りだせる。じぶんのための笑いなら、おれひとりでけっこうだ。しばしば死について考える。それはどんなものごとよりもおれを愉しくさせてくれる。笑いとは気づきの一形態である。

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ギター・マガジン 2023年12月号 (特集:岸田繁とくるりとギター。/ 特別付録小冊子「岸田繁監修 くるりソングブック」付き )