みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

(釣られてから)百年後に死ぬサバ

*この文章にはステルス・マーケティングが仕込んであります。ご注意ください。 たえまない意識のながれのなかで、無数の意志や夢が日々元気に死んでいく。おれは定職がないし、きみには職場があるようだ。そして愛してくれるだれかがきみはいるようで、おれ…

冬のさまよい《今月の歌篇》

* わが冬の細雪さえ遠ざかる2月の真午手のひらに落つ あかぐろき鯨肉のごとコンテナの一台過ぎて暮れる冬の日 だれもないひざかりにただ忘れられ真っ赤な靴のヒールが黒い 凪を待つ労務者一同繋船のゆらぎに酔いどれているばかり 夜露照らされて窓いっぱい…

無題(即興詩)

鈍色の季節はそのやり方で夢を撃ち落とす たったいま過ぎ去った子連れ女が 石に囲まれた恣意に水をやる 回転にまぶされた窓が ある男の意識へ呼ぶ なにもかも水色の電気信号で、 だったらなんでもいいからとおもい、 きみのなかに侵入する筏、からだ、だから…

飛びあがる土地

深くなりすぎた坑で男がひとり映画について語る、 というような夢を見たからか、 きょうは古くなった冠詞をつかって、 トマトソースであえた なにがまちがいだったのかわからない ショットごとの分析がうまくいかない 被写界深度のなかでアーク・ショットが…

2月/February

02/01 10時過ぎに起きる。うどんを喰ってから炊きだしへ。それから大安亭へ。山形やにいくもバサは売り切れ。しかたなく業務スーパーで鶏胸肉を買う。これはあしたの朝食だ。ジンジャーエールを買う金は確保した。買うのはあした。帰って詩を投稿。しばらく…