みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくの足は冷え切ってる(今月の歌篇)

* みずからを蔑してばかり遠ざかる町がらすのなかのかのひと ためらいもなくてぼくは呼びかける朱雀の翔る春の前触れ 鯨雲ひととき首垂れながら髪掻き毟る淡い午后の陽 月影のまたも滴る零時過ぎスケートボード横転する わるぎのないいたずらなまなざしにさ…

#蝗のような新鮮な気分

* ナンバーガールが再結成ツアーということで、なんとか大阪公演にいきたい。リアルタイムではライブなどいかなかったし、そうでなくともおれはライブにいかない人種だった。エレカシ、イースタン、ファウル、宙ブラリ、キングブラザーズにはいった。なんと…

第2詩集「38wの紙片[second edition]」

'14年にモノクロ印刷にて出版し、その後'17年に再編集してカラー化。ISBNも取得。撰と序文は森忠明、写真・デザインは著者。 詩集のご注文はこちら 表紙 ふるえ ふるえをとめてはいけない とめては旅路がみえなくなるから ほら ぼくの疵口をごらんよ これが…

詩集「終夜営業|Open 24 hours|発送受付(2012)」、無料公開

終夜営業 | Open 24 hours |発送受付 作者: 中田満帆 出版社/メーカー: a missing person's press 発売日: 2017/06/10 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る '12年に自主制作した第1詩集「終夜営業|Open 24 hours|発送受付」の普及版をドライ…

ペヤングに喝采!(詩の断片)

* うらがえるほど翅をひろげて 君が代みたいにジャンプ! 顔面のなかで いっぱいになる河 喃語しても 愉しくなれず 犬を呵る 夕映えのなかでそっと複葉機が降りて パイロットの特殊分光器がいま おまえの手で砕かれる * ガソリンに濡れた髪よ ガソリンに濡…