みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

小説を書くうえでの悩み

いまは「文學界」新人賞にむけて中篇を書いている。今回は伊丹十三の「「大病人」日記」を参考にして、映画シナリオの書き方を流用している。三幕+序章という形式。シノプシスを書き、本文にまず場所を書き、それから科白だけを入れる。そのあと簡単でみじか…

学歴というもの──マミー石田を再考する

そういう享楽的な諸君の姿を見ていると胸糞が悪くなります!──セリーヌ「死体派」 かつてマミー石田という男がネット上にいた。おもに「高卒者」を嘲笑するためにアジビラまがいの投稿を繰り返していた。かれには追従者もあったし、かれのサイトには共犯者も…

フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年

ベティ・ブルー―愛と激情の日々 (ハヤカワ文庫NV) 作者: フィリップディジャン,三輪秀彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1987/08 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年Philippe D…

「そのころ鱗ついて考えてた。それがこの髪型に結びついたわけです」(本人談)

* 長篇小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」はようやく校正が終わった。今週発送する。それでだめなら短縮版をつくって賞にでも送ろう。最近はずっと校正と読書に浸かってほかのことはなにもしてないと来る。そろそろあたらしい作品を書き始めなくてはならない…