みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

voice of a familiyless man

 

*父という帽子を探す一輪の花などあらぬ野にたちながら

 

 きのう、歌誌『帆』の広報担当の三浦果実氏がわたしの父と話した。録音を聴いた。当たり障りのある話じゃない。気になったのは三浦氏が使った《父に対する恨み》という辞で、おれ自身はいまや恨んではいない。ただ《嫌悪》とか、《痼り》を感じるぐらいだ。おれの友人を自称するのなら、そこらへん気をつけて欲しかったとおもう。

 でも、まあなんというか。父のいってることはまちがってはない。しかし家庭内環境が公平であったということはなく、つねにヒエラルキーのなかでの生活を余儀なくされていた。それに酒はもともと製菓用のブランデーがあり、これを父はたびたび加水し、砂糖を入れ、呑んでいた。12歳のわたしはマネをしたというわけだ。それに中学の頃には父がペットボトルの焼酎やワインを家に置くようになった。決して定時制での飲酒がスタートではないのである。そして父方の祖父は酒乱があったらしく、後年おれが暴れたとき、「酒呑んで暴れる、おれの親父とそっくりだ」と父にいわれている。

 姉妹については「うまくいかなかった」のは次女らしい。おれは三女について「申し訳ない」という気持ちはあるが、べつに心配しているわけではない。次女は高校時代に虐めに遭い、リストカットを繰り返していた。癲癇の持病もあったから少しだけ心配はあるが、家族について日頃、おもうことなどなにもない。

 ただやはり父のやっていたことは虐待だとおもっているし、いずれなんらかの答えを迫られている。もちろん、それを間接的に支援した母についてもだ。

 

三浦果実と父の対話(音声)

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中田満帆、父について語る(音声)

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i wanna die is never say again

きのうは朝から具合がわるかった

寒気と躰の痛みで

眠ることもできない

内科にいったものの、

インフルエンザやコロナを疑われ、

上階のクリニックへ

長い時間待った

でも陰性

痛み止めを処方され、

地階の薬局へ

そこも満員、長椅子に老人が横たわってる

30分、室で時間つぶし

無事薬を受け取る

その頃には躰も治ってた

どうしたわけか

おれは曲づくりに入った

サンバのリズムやコードをつけたいとおもった

つくってるあいだにBメロが消失

16時まえに諦めた

2時間眠る

ひさしぶりの午睡だった

夜になってまた曲をつくる

つまらない曲だ

ダイナミズムがまるでない

ポップスの基礎を学ぶ必要がある

林哲司の本を見つけた

22時なってツイキャス配信

Kindle出版を記念してだ

M氏があがって来てくれて

話は盛り上がった

一夜あけてきょう、

きのうアーカイブを聴く

相手の声がまるで小さい

挫折感を味わう

M氏はきょうの11時におれの父と話すといってた

おれは朝寝する

12時に起きた

M氏から送られて来た録音は父の声が小さい

波形編集でいじくる

まあ、父のいってることは世間的には正しいだろう

だが自身の加害事実を徹底的に排除してる

おれとほかの姉妹たちの環境がまるでおなじかのように語る

家庭内のヒエラルキーでおれがいちばん下位であったことはいわない

そのところ、不満がある

M氏はおれが父を恨んでいるといったが、べつにそうじゃない

もはや怒りすらない、ただただ憐れであるだけだ

両親への本人訴訟も、ただ単純に家庭内の構造的問題を認めて欲しいだけだ

姉妹がみなプロフェッショナルな道に進むなか、

じぶんだけが不出来で自立できないのは、

べつにおれの意思の問題じゃない

おれはじぶんの表現に拘って来たし、これからも奮闘する

親の諒解や承認なんか要らない

ただじぶんの浮力を持たせることができるのなら、

犯罪を例外にあらゆる手段をとるし、

本人訴訟だってやってのけるだけのことだ。

きょうは退屈な日曜日、

あと3日を耐えたら、

作業所の工賃が入る

とりあえずはその金で夜久一と、友川カズキのライブにいこう

観ることも勉強だ

おれは文学から音楽へと変身を遂げるために

羽化をしている最中なんだってね。

ともかくきょうも曲づくり

1日、2曲はつくりたいって、

おもってるよ。

 

おれの徒然〈12〉「人生浮上作戦」篇


   *

 以前にPDFで電子書籍を入稿したのだけれど、「読めない」というクレームがついて出版停止にしていた。いろいろと験したものの、PDFをEPUBにはできなかった。ところが「一太郎 EPUB エラー」で検索すると、固定ではなく、リフロー設定であれば数秒でできるということがわかった。さっそくデータをつくって入稿。ビューアで確認もしたが、やや構成がずれてしまうものの読める代物になった。たぶん、あしたあさってにはリリースされる見通しだ。

   *

 家庭内のでの精神的虐待でおれはおかしくなっていた。それについて師匠は《親を訴えろ、でないと破門する》と脅かした。それからもう5年以上経っている。しかしきのう本人訴訟ということで両親にむけて訴状を書き、以前世話になった法律事務所へアドバイスの打診をした。印紙¥6,000、賠償金¥1でやろうとおもう。べつに勝ち負けはどうでもいい。法廷に両親を引きずり込めばそれでいい。おれは現在も発達障碍の二次障害である、アルコール依存症、睡眠障碍、鬱傾向、希死念慮に襲われている。公式の場での謝罪を求めて行動を起こす。過去のことをいまさら蒸し返すのかと批判があるだろうが、どうでもいい。より良い人生のために過去を清算したい。

   *

 裁判もそうだが、メディアにとにかく露出したい。きのう、『***ドットコム』にネット誹謗中傷をめぐる加害者側のインタビューを読んだ。記事の終わりにおなじく加害者側を取材したい、探しているとあった。さっそくフォームに書き込む。送信。おれはむかし『文学極道』でひとを誹謗していたし、Facebookでも過去のいじめや嫌がらせの犯人を中傷してまわったことがあったから、応募した。なんであれ、メディアにでたい。『**経済』の「****社会」にも取材応募。とにかくおれには浮上するための揚力が必要なのだ。これ以上、無名の作家志望でいたくはない。非難されるのはわかっているが、それでいい。あしらい方ならさんざん習って来たからだ。貌もなまえもでたらめなネット民の発言だなんて、おれには気にならない。そんなもので傷つくほどにおれはやわじゃない。

   *

 じぶんの宣伝のためになら、なんだって話す。なまえだって貌だって曝す。べつに殺されるわけじゃない。おれは作品を売りたい。メディアは閲覧数を伸ばしたい。まさにgive-and-takeじゃないか? おれはもう逃げるつもりもない。ずっと此処にいる。無名に勝る悪名を求めて、地上の世界との和解をいま唾棄したんだよ。

   *

things for nothing

幻冬舎ルネッサンスの人間と喋った

送った本について話す予定だった

おれは長篇小説を以前、

講評してもらい、

その完成版を送ったんだ

ついでに詩集と掌篇集、歌誌も送った

日村勇紀の女版みたいな担当者と話した(以前の講評者はもういなかった)

たった15分で終わった

型どおりに褒められ、型どおりに商売の話

終わっておれは失望した

ほんとうに文学がわかる人間なんていないことに

金に飼い慣らされた豚どもしかいないってことに

出版業界が最近くだらない啓発本ばかり出版する意味がわかった

ともかくおれはそうして失望を獲得した

それでも電子版をだすことに

間口をひろげることに腐心した

以前、PDFで挙げた原稿が出来損ないだったから

全作品をKindleで販売停止した

なんとかPDFをEPUBにできないかと模索

でも、だめだった

諦めた

しかしおもいたって「一太郎 EPUB エラー」と検索

どうやら固定でなく、リフローにすればいいらしい

験しにやってみたら数秒で原稿ができた

ビューアで確認しても、そこそこうまくいった

惜しむらしくは画像の挿入が乱れることぐらい

読めた代物になってくれた

さっそく入稿

終わって一息

幻冬舎ルネッサンスからメール

見積もりで、電子書籍に¥2,000,000だとよ。

ふっかけすぎだ

莫迦らしい

金儲けしか考えらない阿呆だ

ひとはけっきょくブランドでしかものを買わない

本だってそうだ、どの出版社、だれの評価、そんなもので判断する
純粋に作品の内容、価値で判断できる人間はおれも含めてわずかなんだと

気づかされる

あーあ、またも胸糞だった

おれは読者を獲得するためにツイキャスをやることにした。

Alone Again Or

 

 折れた、
 夏草の茎の
 尖端から
 滴る汁、
 突然静かになった水場
 あのひとが愛の、
 愛の在処をわかっていると誤解したままで
 おれは死ぬのか
 麦を主語に従えた季節は終わって、
 世界の夏で、
 いまは微睡む
 そして無線の声
 "The less we say about it the better"
 でもちがうって気づく
 おれはあまりにも
 語りすぎたと
 いままでずっとそう、
 いまだってそう、
 そのまま埋められない距離を
 いやいやして応える、
 子供みたいに
 雲が鳴きだしたあたりで、
 ようやく針が動いた
 運命でもないひとのためにおれは多くを喋り過ぎた
 それがまちがいだと気づくのが遅れて
 この地平、その起源すらわからず、
 死んでしまうのか
 折れた、
 茎の
 尖端から
 滴る汁、
 静かになった水場よ
 産まれた場所には2度と帰らない
 舞踏病に罹ったハイカーたち
 バスのアナウンス、
 警笛の回数、
 永遠、
 そんなものを抱えて、
 去ってしまってしまうんだ、
 またひとりで。

 

   *

 

注釈:題名と最終行はLove”Alone Again Or”から。当初はキャロル・キングの”home again”を使う予定だったが、和訳を読んで断念。途中の英文はTalking Headsの歌詞から引用した。


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