みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

おれの徒然〈10〉「ギター買った。」篇

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先日、nagiのkuroというギターを買った。新品で¥43,000ほどだ。以前ギターはLAGで新品だったら¥25,000だった。今回は少々奮発した。そしてその後遺症か、いささか酒に呑まれてしまった。というわけで今月はもう文なし。こいつを弾きまくって、積年のまちがった弾き方を卒業したい。前回が木目にグロス加工というわけで、今回は黒にマット加工。なかなかに味のあるボディだ。

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きのう、入手してからはじめてTIARA ⅱで撮影にでかけた。朝の6時から北野町で20枚ほど撮った。しかし前述したとおり、文なしなので現像はまだまだ先になる。

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おなじくきのう、詩集の題名をめぐって師匠と話した。候補にあげたものはぜんぶだめだった。曰く「点景」という詩の〈そっと手をふるようにどっと血があふれる〉という詩句のようにといわれる。わかりやすいものはだめだといわれる。散文的な題名のほうがいいのかとおもいいくつか並べてみたが、どれも傍目にきびしいものになった。詩のほうも思弁的というか、語りに依存していて、イメージに乏しい。”最後の詩集”という語に甘えない作風を心がけたいところだ。おもいついた題名は以下の通り。

  食卓をめぐるダンス

  夏の虜

  深夜便を待ちながら

  ラジオの国の夢

  やがて手を握るように眼差しを拒めよ

  やがて子供らは血を撲りつづけて

  炎天の路傍に曝す猫もどき

  夏枯れの花火を撃てヤコブ

  ユダの耳を喰え

  眼をひらいて祈るような

  パークサイドの爆発する自動車たち

  だれとなく呼び名を、ほら抱擁とともに、

  貨物飛行機の最期

  ヨナの呼び声

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 とにかく、この自由詩という遊戯に花を添えるような題名が欲しいところである。それでは失敬する。

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