みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

H氏への書簡〈02〉


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  いやはや、信じがたいほどに混迷した年末年始を迎えました。いろいろと失敗を繰り返し、いまはようやくblogを更新したところです。正直、タイピングが覚束ない。またしても酒にやられています。本はいろいろと入手したものの、内容が入って来ないです。減らすつもりだった体重も増えてしまった。なんだか、輪郭のない不安にやられています。4年も使っている腕時計が故障しました。原因不明です。いまはメーカー修理にだす予算もないです。飛べない豚のような気分。それでも、せめて墜落する場所だけは撰びたいという欲望。

 今年でもう40になるので、じぶんを変化させなくてはとおもっています。悪習からの解放を願って止みません。とりあえず、上半期で15㎏は落としたい。超越瞑想を学び、雑念からの解放を目指したい。創作そのものよりはその基礎になるような暮らし、思考を手に入れたいです。それが願いです。ずいぶんと贅沢な願いですが。今年はいろいろと我慢の年になるでしょう。とにかく耐えていかないと、力がだせそうにないです。

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 うそがまだやさしい真昼 緊縛のバニーガールをひとり眺むる

 歌碑を読む老人ひとり古帽のかげに呼ばれてやがて去るなり

 十七音かぞえながらか指を折るひとりの少女図書館に見る

 季語忘る冬のベッドよなぐさみにならぬあかときわれを焼くのみ

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