みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

映画「ジョーカー」を観た、──そのほかのこと

11/01-5

 今月は先月末の欠乏の反動で散財。酒に酔って金を喪った。この時点で5万遣ってる。

11/06

 映画を観にいくつもりが酒でだめになる。届いたリュックがカメラ用だったことがわかる。飯を仕入れる。巨きな軍用リュックを背負って。夜、でかいサイズのものを再注文。金が減っていく。

11/07

 シアナマイド摂取。禁酒始める。Amazonからスラックスが届くもサイズ88ながらきつい。しまった。Hさんから本が届く。山本二三の作品展のパンフだった。印刷屋で手紙などを印刷、郵便局で手紙を仕上げた。森先生への歌篇とともに送る。土曜日には届くだろう。
 とうとう「ジョーカー」を観た。大筋で内容はわるくない。デ・ニーロを撃ち殺すまでは耐えられた。だがハリウッド式演出があまりにも鬱陶しくてたまらなかった。たとえば音響、たとえばのちのストーリーを示唆させるくどい音楽。過剰でしつこい演技。たぶんおれはハリウッド式娯楽にはだめな人間なんだろう。アメリカン・インディーズや、それ以外の国々の映画のほうが身体に合ってる。さて来月からは一心館でトレーニングできるようにしておきたい。
 デビットカードが使えなくなった。問い合わせ時間はもう終わり。Hさんから詩集についての問い合わせがかかる。売れるのか?

11/08

 まったく眠れず。夜明けになってようやく短い眠りを2階ほど。SASが再発したらしい。夢のなかで災害に遭う。遠くまで飛ばされ、路上で女たちと出会う。仲良くなりそうでならない。それから道中を阿部寛とともに歩く。radiohead"I promise"が流れてる野外クラブに出会す。ふたりで入るもすぐにもどる。財布がないからだ。ズボンだってない。大きな交差点で突如ドラマの撮影風景になる。バスにモザイクがかかってる。こんなことはくださらない。事故のシーンだからといって車が使えないとは。老いた俳優にそれをわめく。そのあと菅野美穂にも蘊蓄を垂れる。聞きかじりの科白をいう。嘔きそうな気分、本だらけの家のなかを歩く。口のなかがコーヒーの臭いでいっぱいになる。
 二度寝。神戸の町を歩く。高台をひたすら歩く。なんの目的もない。災害は終わった。やがて陽が昇り、おれは室に帰る。

 足が痛い。頭が痛い(いつのまにか撲って腫れてる)。またも通風だ。起きてまずデビットカードの件を片づけ、それから外出。森寺内科と薬局で長くかかる。それからファミリーマートの便所で坐薬を使い、ボルタレン錠剤を4つも嚥む。それから大安亭へ。喰いものを買い、耳鼻科へ。けっきょく処置と薬でオシマイ。大丈夫なのか?
 帰って茶を煎れる。煎れて机にピッチャーをおいたとたん、爆発。耐熱ではなかったかも知れない。床を2枚のタオルと、雑巾、トイレットペイパー、パジャマで拭い、なんとかことを収めた。またしても出費だ。

 ヘルパーが来て用事をする。おれは楽器類をすべて片づけた。マイクだけはユニットシェルフの裏に立てかけた。おれのなかのながく、たらだらとした音楽生活が終わった。アンプは売ろうかとおもう。とりあえず、音楽をきちんと学べるまではいらない。

 けっきょく¥100ショップでピッチャーを買った。鼻の感覚が復活したのか、アールグレイが芳しい。spottifyでカネコアヤノを聴く。聴きつづける。この歌手はおれにとって正解なのか、まだわからない。

 


「カネコアヤノ 『ロマンス宣言』MV」(奥山由之)


カネコアヤノ - ぼくら花束みたいに寄り添って