みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

映画『シン・仮面ライダー』への疑問符


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 去年の春に公開された映画で、観にいったときはわるい部分ばかり見えて、正直ストーリーに頭が入らなかった。ところがAmazonプライムで観て、なかなか話の筋はいいなとおもった。しかし改めて映像表現としての疑問、世界設定の疑問がどうしても湧いて来たので、ポイントを並べつつ、語りたいとおもう。
 それにつけても口惜しいのは日本に於けるデジタル撮影の絵作りである。不自然に明るく、平面的で、奥行きがないのだ。これをいったいだれが解決するのだろうか、いまだに洋画との差は歴然で、やはり人種によって見え方がちがうのだなとおもう。デジタルはたしかにきれいではある。しかし物語には合わない。『仮面ライダー』はそもそもが怪奇ドラマなので、明るい画面は恐怖をそそらないという弱点がいつまでもつきまとうのである。クモ・オーグ戦、コウモリ・オーグ戦ともにそれが顕著で、観ていられない場面も多々あった。いつまで邦画はデジタルを持て余しているのだろうか。

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