みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

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 花に石を足して
 鱈をかけて
 無花果
 割る

 その答えは暗渠
 信号は右
 答えは真許
 信号は右
 
 ロータリーに呼ばれ、
 細胞に阻まれ、
 金木犀が、
 足場の、
 むこうで、
 建築する。

 二人称のなかにまだきみがいるなら、
 花をふりまわして、きみを打擲したい
 打ちすえて、
 うち棄てて、
 まったくないものにしたい

 時間だ、
 答えは澱み
 信号は黒

 あらゆるぼくのなかで、
 きみの被膜が疼く
 分解した虫垂の、
 燃える色で、
 永久の、そのさきを訪う

 柘榴に頭蓋をかけて
 眦を引く
 そして心臓の
 三乗を足す
 
 その答えは裏窓
 信号は左
 答えは裏切り
 信号は左