わたしがいままでに書いた掌篇小説をあつめて本をつくった。作風は短篇とはちがい、散文詩で培った自動筆記的な手法を多く取り入れている。現実と冥府とを繋ぐパイプのようなものになっていればいいとおもっている。特に冒頭の『夢のなかの同窓会』、最後の表題作が気に入っている。文藝誌『東京荒野』でも順次掲載予定なので、そちらもチェックして欲しい。最初で、最後の掌篇集を愉しんでもらいたい。以下のリンクより全文立ち読み可能です。
収録作=
夢のなかの同窓会──6
カスタマー・サービス──16
鴨歩きの正しいステップ──22
悪魔の私娼──30
アルパカを逃がせ──38
ペーパーナイフの冒険──44
砂漠963──53
ボールのゆくえ──57
バナナな日──72
アルコールはもはや、──78
ニンフたちの晩餐──84
週末のラジオ──94
フットサルの現象学──101
宿営地──109
改行文字の入力はできません。──114
ビートルジュースの喇叭呑み──117
過去と現実──123
夜でなく、夢でもない。──130