* わが冬の細雪さえ遠ざかる2月の真午手のひらに落つ あかぐろき鯨肉のごとコンテナの一台過ぎて暮れる冬の日 だれもないひざかりにただ忘れられ真っ赤な靴のヒールが黒い 凪を待つ労務者一同繋船のゆらぎに酔いどれているばかり 夜露照らされて窓いっぱい…
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