みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

沐浴

 

 ひざかりで子供たちが遊ぶ
 そんな光景もしばらく
 公園には鳩だけが
 あたりで休む
 おれは懸垂を1回もできずに肩を痛めた
 収集を待つ廃棄品、青い袋と気の触れたベッド
 あとは燃えるのを待つ周辺住民のかげ
 綴じられた本の、1ページをやぶってスケッチする
 金がないということだけでおれはどうかしてる
 あるいはなにもできないかも知れないという可能性におれはどうかしてる
 新刊の「MONKEY」にはブコウスキーの作品が載ってるという、
 これは買わなきゃ、――でも金はない
 給付金がいつ来るのか、だれにもわからない
 申請者番号なら今週、報せがあるはずだ
 おれは通りをもどって、アパートのまえに立つ
 むかいの堅牢な養老院から悲鳴でも来ないかと耳を欹てる
 いつか見たことのある、白いアウディがこっちに臀をむけて停まってる
 建築作業員たちが過ぎる、かれらはみな冷房つきの上着を着て、
 休憩にむかって、大きくふくらんだ服で遠ざかる、
 女の警備員がひとり駐車場に坐って電話をしてる、その声はいがらっぽい
 おもいわずらう以上に、おれはおもうことを避けてきた
 ただ観察してみるだけで、終わりに近づくということ
 ただなにもせずに、終わりに近づくということ
 おれはポストからかの女をとりだした
 中古で¥7000の、ゆいちゃん
 かの女の映像、そしてあたらしい生活
 期待とむなしさが同居する、この浅ましい気持ち、
 やがて室を暗くして、かの女を見た
 いまでもありありとおもいだせる、
 すべてのもの、あの場面、
 あの演技、あの笑顔
 ふくらみきった茎を握って、
 おれはズボンを脱ぐ
 やがてイッた
 もはやじぶんがじぶんにとって、
 創造を正しく行使できるのかもわからない
 いえるのは燃える6月、その光り、それ以外のなにもかもだ 

 

 

日本式の朝食(2)

 


 気温があがる、
 季節が変わりましたよ
 野禽になればいっそあの小径を駈けていくものを
 ぼくは鞄を抱えて地下鉄なんぞに乗ってる
 知らないひとがじぶんでないからって理由でどうしてか、傷つけたくなる
 ナイアガラまで西神山手線はつづきませんか? それは可能ですか?
 市の予算とぼくの膵臓とのダイアローグ、みなさん、準備いいですか?
 ヨシナガさんが書類を持って、ぼくのまえをなにもないように通過する
 愛想笑いと電気工事だけがつづく
 おじいちゃん、おばあちゃん、
 どうもごめんなさい
 こんなことになってしまって、
 ぼくはあなたの娘みたいに献身的にはなれません
 ぼくに科せられたものをたやすく譲ってしまう
 ああ隣の席が空いてるんだ
 ぼくは臆面もなく坐るだろう、そして次発の1両目にすら、
 ぼくがひらいた本のように鰺が、
 精液を噴きだしてきみを待ってることに脅かされる
 なぜだ、
 かぜが吹き荒れる、そっちの青がちぎれる、
 もしも水禽であればずっと漂っていられたものを
 侵入を赦されないぼくのもっとも暗いところから食みだした夜が反転する、
 クロキさん、きょうのデータはぜんぶ保存しました、
 それをあなたが眼のまえで喰ってくれるなら、
 どうかうれしい
 クロキさんは扉をしめて、なにもいわなかった
 ぼくは朝食を食べにいった
 そのときサーカスのピエロが、
 定食の味に、
 日本式の味に、
 文句をいってたんだ

失われた6月

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 つまらない買いものばかりしてしまった。詩集や新刊の発注は仕方ないにせよ、むかし持っていたプレミア本を高値で買ったり、いま急に必要なわけでもないのに、ジョイ・ディヴィジョンの評伝を買ったりした。そしてポルノに7千突っ込んだ。さらにはプロテインやサプリに9千ほど使ってしまった。まともな食料はスパゲッティだけだ。

 

 

 師匠と話しをした。おもに小説について。上林暁を紹介された。私小説でいいといわれた。短篇なら、おれにも書けるだろうとおもい、何作か考えている。秋には結果がだせるといい。

 

聖ヨハネ病院にて・大懺悔 (講談社文芸文庫)

聖ヨハネ病院にて・大懺悔 (講談社文芸文庫)

  • 作者:上林 暁
  • 発売日: 2010/11/11
  • メディア: 文庫
 

 
 おれが詩を書き始めたころ、もっとも影響を受けたのは中上哲夫のビート詩だった。とくに「グッドバイ」がよかったのだが、ネットにはもはやなく作者にコピーを願うことになった。自著と手紙を思潮社宛に送った。渡してくれると電話で聞いたからだ。 

中上哲夫詩集 (現代詩文庫)

中上哲夫詩集 (現代詩文庫)

  • 作者:中上哲夫
  • 発売日: 2015/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 今月は金がなくなったから、おしまい。なにもする気が起きない。「文学極道」に投稿しようとふたつの詩を書いたものの、場に束縛されたような出来で、没にした。けっきょく、あそこでは態度やら作風を普段通りに行使することができない。少なくともおれには。だから、なにもかもを擲って、おれは離れることにした。もはや、できること
はない。蝗のやつがまたぞろ投稿してるが、おれにはなんの関係もないことだ。もちろんのこと、場につくられたやり方はおのれを蝕む。おれをおれでないものに仕立て上げる。だからやめる。

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 短歌?──そうとも短歌があった。こいつは年内50首書ければいいことにしよう。今年はコロナやら、フリマやらで叶わなかったが、来年こそは絵に専念したい。早いうちに歌い収めておきたいものだ。

 

 

5月/may

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05/01

 銀行にてカード再発行の手続きをとる。もはやまえのカードは使えないという。以前来たときにやっていればよかった。4万降ろす。

05/02

 酒を呑んで散財。

05/03

 きょう配信終了だった映画を見逃す。またもしくじった。

05/04

 朝から酒。なにもできないまま終わる。

05/05

 朝から酒。短歌をつくる。昼餉にリングイネAmazonで注文したリングイネと英文法の本が届く。あさって銀行が開く。金を降ろして飯代にするしかない。

05/06

 11時半、ひどい目覚め、酒の呑み過ぎだ。食事もおいしくない。腹が膨張してて気分がわるい。短歌を少しつくる。うまくいかない。あしたは銀行があく。カードはまだだが出金ができればいい。

05/07

 6時過ぎに起きる。とりあえず燕麦の支度をする。送る手紙を準備。朝餉を喰って午睡。外出。きのうシアナマイドを呑んだというのに飲酒。気分がわるくなったのと、古本屋への支払先のメモをなくして、帰る。しばらく寝る。Amazonから荷物。大貫妙子「東京日和」と「紅の流れ星」DVDだ。しかしCDデバイスに反応なく、ISBOを弄くる。なんとか治ったが、もはや音楽を聴く気になられない。2時半に外出。手紙をだし、鶏胸肉を買い、古本の支払も済ませた。公共料金もエネオスでんきの6千のほかは払った。またも気分がわるく、夜まで横になる。届いた「ちいさこべえ」を読んでると、呼び鈴。荒木さんから食料が届いた。メールで礼をいう。そのあと、酒で時間を潰し、DVDを観た。慌てて買う必要はなかったのかも知れない。

05/08

 8時半に起きる。燕麦を喰った。二度寝して正午。リングイネを茹でて喰った。

05/11

 酒に溺れる。

05/12

 銀行で入出金、電気料金を払う。カードの再発行は11日に済んでた。またも飲酒。洗濯へいく。ヴェトナム人らしい女の子がまちがって操作してた。かの女らに乞われて作業を教えた。夜、酒を買いにいくと、いきなりに女が「きっしょ」といい、レジのまえの女にも悪態をつき、最期には店長にも棄て科白を嘔いてった。ああいうおかしな女はたまにいる。それも決まって女だ。もういちど飲酒。ドライソーを喰った。胸焼けがした。動画で「デビルマン」のオリジナル・ビデオを観た。

05/13

 シアナマイド摂取。森先生から返信が来る。内容を革める。それから歌篇をふたつ編輯してまとめる。外出、まずは封筒を買った。それからコピーして、速達でだす。役所で医療券をもらう。左足のケロイド状のできものがずっと痛い。業務スーパーへ。紅茶を買い忘れる。帰って森先生へ電話。「テーマがばらばらで1首1首が独立してる」といわれる。題名さえ決まればテーマは自ずとついてくるとおれはいう。次からはそうやって歌をつくる。横の繋がりを持った歌篇にしようと考える。斎藤史について調べる。いま図書館が開いてないから大変不便だ。金だって残り少ない。酒を呑んでしまう。さんざ苦しんでから、夕餉を買いにいった。鶏胸肉と大根サラダを和える。あたらしいカードはとどかなかった。

05/14

 夢;好みの女の子と職場で一緒になる。やがて、その子おなじ美大で授業を受ける。だが専攻が決まってない。おれはまず水彩にいって絵を描くも、立体彫刻にいけといわれる。いくと受験はまだだといわれ、便所へ。男子用のが埋まってる。終わってそとにでる。すんでのところで受験が終わってしまった。慌てて、教授に掛け合うもだめで、しかもその様子をとんねるず司会の番組が放送してた。おれは教授に必要に絵を習わしてくれと頼む。家に金がいないことも承知で。教授を追いかける。かれは学校を辞めるといった。そんなものは嘘だ、おれは命をかけて絵を描くことができる、などという。
 気づくと、室ののなか、喰いかけのスパゲッティ。じぶんがいったいなにをやらかしたのかがわからない。さっきのは夢だったのか。

 5時過ぎに起床。飲酒。燕麦とハードボイルドの卵を喰った。それからしばらく眠った。不愉快な眠り。9時に起きる。カットトマト缶詰を使ってリングイネをつくった。味も食感も水っぽい。ソースを使ったほうがいい。きょうは郵便を待つだけの日だ。皮膚科はやってない。youtubeでpeel sessonをいくつか聴いた。飲酒。昼餉を喰って外出の支度をした。ブックスカーリーズに本を送ろうとおもったが、送料をおもって来月に控えることにした。
 外出。金を口座に収め、神戸バルへ。靴下を買おうとおもってたが閉店だった。ユザワヤ脇のりずむぼっくすへ。散々迷って映画「欲望」のサントラを買う。だが、帰ってから三上寛「峠の商人」にすればよかったとおもう。送料なし、¥1750は惜しかった。けれども金は残り少ない。けっきょく送料とギフト券の残高を差し引いて¥1810でカップ蕎麦20個を買った。オークションにもいくつか手をだした。堀川早苗のアルバムにやたらと必死なやつがいた。入札で値段を吊り上げたが、どんなもんか。ほかにもムーンライダーズの「月面賛歌」に入札した。夕餉に芋を茹で、カップスープと混ぜて喰った。
 文学極道を見る。いかいかこと「なまえを食べたなまえな」の投稿を読んでみる。またしてもルサンチマンの発露。おれがほんとでもいえるようにやつも作品の弁護になんとでもいうだろう。でも、それは無意味だ。相互理解の期待できないところで、いくら言辞を重ねてもそれはかたちにならない。コントラとのやりとりをおもいだす。けっきょくは「おれは上だ、おまえは下だ」のループに嵌まるだけなので、なにもいわなかった。他人の詩を理性でどうにかできるはずがない。「おまえには理解できない」といわれれば、どうぞ勝手にしやがれてなもんだ。だっておれはやつの母親でも姉でもないのだから。賞も詩誌も否定してスペルマに塗れたものを書き綴ってたいのなら、砂のお城でも建てて、てめえひとりでやりやがれ。まちがってもおれのブラウザにスペルマをなするんじゃねえ。おまえのくそを読んだぶんの、おれの労力を返しやがれ。嘲笑するならひとりでやってくれ。
 おれはけっきょくだれの敵にも味方にもなれない。マウントの取り合いなんざごめんだ。ほかのやつがやってくれればいい。あかの他人に詩について講釈するほど墜ちてはない。酒を呑んで、手淫しようとしたものの、いけずにやめた。水と薬を嚥んでおしまい。

05/15

 6時過ぎに起きる。朝餉。ラーメンに茹で卵。二度寝してきのうの家計をつける。それから外出。皮膚科にいった。空いてた。みじかい診察のあと、センタープラザのりずむぼっくすへ。開いてない。帰ってから、オークションでウォーホル「ぼくの哲学」に入札。これで今月の買いものは終わりだ。昼餉にマカロニを喰う。酒を呑み終えて、薬局へ。酒を買って帰る。帰って足に薬を塗った。ひりひりとする。あとは夕餉の支度をしつつ、時間の空費。なにもする気が起きない。ハンクを読んでみたがだめだ、心に這入って来ない。けっきょくはまた酒を買った。あしたには注文したカップ蕎麦が届く。これでぐっと生活しやすくなる。あしたからは禁酒だ。ビートルズの「ホワイト・アルバム」は退屈だった。それから詩を書いた。「植物図鑑/最期の戦い」と題名した。もちろん、zeppが元ネタだ。死体派のなまえで、ブンゴクにコメントを寄せた。きのう、もうコメントは書かないと誓ったのにだ。またしてもレス乞食に煽られてしまったようだ。詩を投稿しようとした。なんとかおもい直して削除した。それでいいのだ。おなじ罠には掛かりたくはない。
 けっきょくレス乞食のいかいかがいいたいのは、音声学的思考をしろということなのだ。そして比喩や名詞、形容詞なんかに影響されないところで詩を書けということだ。でも、それはやつにとっての最良でしかない。おれはじぶんにとっての最高の方法を他者に強要することに意味を見いだせない。他者を変えることはできない。じぶんが変わるか、場所を変えるしかない。まちがっても、おなじ土俵にはあがらないことだ。できるのはそれだけ。じぶんの最良はじぶんのなかに隠し持ってるしかない。

05/16

 二度寝して9時に起きる。朝餉にリングイネ。あまりできがよくない。シアナマイド摂取。oasisを聴きながら正午を迎える。作曲への意志が芽生える。昼餉を喰う。胸焼けがする。作曲に取り組むも、けっきょく中断。いまは1ストロークも耐えがたい。エレファントカシマシを聴きながら午睡。プレイリストが途中で関係ない曲にいってしまう。設定を見るも、できることはなく、ただ「リスト終了後に似たテイストの曲を再生」のタブを切っただけだ。「いかいか」について散文を書く。noteのみに投稿。夕餉に即席ラーメンを喰った。あとは時間の空費。5chのブンゴクスレに件の蝗が出現してたから、訊きたいことを書き送った。とにかくやることがなくて9時過ぎに眠る。

05/17

 2時に起きる。ラーメンを喰った。それからまた眠った。5時40分に起きる。朝餉にカルボナーラを喰う。やるべきことがおもいつかない。能年玲奈と恋仲になる夢を見た。それが現実すればなあ、とかぼやく。寝る。起きるとまだ9時だ。外出。業務スーパーで卵と缶詰と紅茶、エナジーバーを買った。5chでいかいかがおれの質問に答えてた。それを記事に貼って投稿。だれも見はしないだろう。ギターでまたも「水を呑む男」を再現。元ネタである、The White Stripesの "Fell In Love With A Girl" のタブ譜を見る。けっきょくはFm7から下降リフで決まる。あとは歌詞だが、問題は新造した曲の歌詞のほうが出来がいいということだ。
 午睡。起きて蕎麦を喰った。それから音楽を聴き、手淫をした。今度はうまくいった。歌篇の題名を考える。「a freerider on the ash」。別に意味はない。あるいは「the lonley yen for a loner」とか。夕餉に鶏胸肉と大根サラダを買った。喰った。残金¥5000弱。来週早くに短歌の撰が終わればなにもかもがいい。5chでまたもいかいかが答えてた。もう発表する気もないらしい。積年の愚問が氷解したような気がした。コラムを加筆して更新。ふたたび手淫をして、筋トレをやって、湯浴みした。

05/18

 なかなか眠れず、4時45分に目醒める。起きておもいついた曲をメモする。コードが合わない感じ。それから喰わずに終わってる蕎麦を見つけて喰った。朝餉には足りないとおもって、バジルソースのリングイネをつくる。それから歌詞をPCで清書して、コードを験してみる。まだギターを弾く時間じゃない。いずれかの写真集のためにファイルづくり。多様性に欠ける。それに完成度もムラがある。時間が経って、曲を弾き語って録音した。ワンコーラスのみ。きょうは朝寝しない。昼餉にパスタを平らげ、それから郵便物を見る。
 森先生から短歌の撰と、ブックオフからムーンライダーズの「月面賛歌」が届いた。前者について、とりあえず書いてみよう。短歌研究用はほとんど採用されていた。《全体いいものだと思う》とコメント。角川短歌用には《「哲学は概念を創造し、芸術は感覚を創造する(作田啓一)」とすれば、「角川用」の全体に「創造」の弱さを感じた。『星蝕――』には1首ごとに新(珍?)感覚の意味力や刺激があると思うが。〈イグザクトネス・イズ・ア・フェイク〉(ホワイトベドゥ)なら短歌の最高機能は、論理や実証を嘲うのではなく、それらを手元、あるいは土台(しょくばい)として「ぼんやりしたもののタシカサ」を暗証してみることだろう。角川用は、君の、いい意味での〈惡〉や無茶が薄まっているようだ。ゴッホ的溶解体験画や、ソニー・ロリンズ『サクスホン・コロッサス』ばりの美しき、品のある、暴力性が欲しいし、君なら実現できるはずだ。雑ぱくに読めば自他世界へのエグリの方法が浅いのだと考える。》とあった。ちなみに角川には以前の撰から洩れた歌をあつめて送るつもりだった。
 さっそく電話をした。おれは研究での題名を「a freerider on the ash」とするつもりだといった。先生は「それはキザだね。自分を強く見せようとしてる。もっと短くしなくちゃ、頭を使わせるようなものはだめ」といわれ、その場で、別の、ふたつの案をだした。ひとつは「灰語」、もうひとつは「うきわれ」。前者は寺山さんみたいといわれ、その場で「うきわれ」に決定した。角川には送らないことにした。
 すぐに原稿をつくって外出。なのに郵便局は時短営業で閉まっていた。午后3時までという。けっきょく、そのまま心療内科にいった。2番めだった。気づくと、汗で濡れまくっていた。医者と長々と喋り、太った自身を疎ましくおもいながら帰る。ダイエーで蜆汁をふたつ買って、薬局で処方してもらった。室にもどると、すぐに湯浴みをした。ムーンライダーズの「月面賛歌」を聴く。なかなかいいアルバムだ。リアムタイムじゃあ、欲しくても買えなかったものである。

 夕餉はラーメン半分に卵と蜆汁を落として食べた。しばらくは喰う量を減らそうとおもい、岡田隆の「除脂肪メソッド」を読み、ダイエットについての動画を観たりした。とにかく食生活を正しくしないといけない。あとはサプリのなまえを本からメモしたり、検索したりで過ごした。そとではずっと雨が降っている。うるせい。雨は本降りになっていった。けっきょくエキスパのサイト制作でとちり、やり直しが効かなくなった。はじめからやるしかないのかも知れない。サポートに書き込むだけにとどめた。手淫して、薬を呑んだ。ひでえデジャヴを感じた。永劫回帰してるだけかも知れない。おれって。

05/19

 歌篇を応募し忘れる夢を見た。9時に起きて朝餉にカップ蕎麦、目玉焼き。映画「パリの確率」のサントラを探したがない。売ってしまったらしい。また買うしかない。仕方なくギンズバーグを聴きながらサイト巡回。noteは散文に8、デモ音源に3だった。ブログの閲覧数は43。10時になって外出。三ノ宮へ。出金して郵便局へ。新人賞へ応募する。¥120。それから大安亭へ。アカシアストアで人参と大根を買う。業務スーパーで厚揚げを買う。明芳病院に寄って、足について報告。買えると、ウォーホル「ぼくの哲学」が届いてた。追加で「パリの確率」のサントラを注文。残金¥2500余り。ヤフオクを見る。堀川早苗は手に入れたいが、競争相手が多すぎる。評価のページを見て、わるい評価の詳細を見て驚いた。じぶんが入札すらしてない商品取引についてコメントが3つあった。ナイキやコンバースの商品だ。そうとうひどいことをしたらしい。IDがかぶったのか、それとも乗っ取られたのか。まったく理解できない。
 間食として蕎麦を喰った。GyaOでドラマを見つづけた。途中、何度もギターに手をのばしたものの、まともには弾かなかった。夢沢氏からコメント。ヤフーI D乗っ取りの可能性を示唆。ふたたび評価を確認すると、ナイキやコンバースのやつは消え、かつておれが入札取り消しをした1件のみになってた。どういうことだ?

 夕餉にラーメン半分を喰った。夜食に芋を喰った。日がな一日、硬い木椅子に坐ってるから臀が痛い。けつのわれめが痛い。炎症を起こしてる。そろそろ、英文法を学ぼうと本をひらいたものの、雑念が湧いて注力できない。おれには英語は無理なのか。座学には決定的に不向きな気がしてしまう。この問題は長くつづきそうだ。あとはずっと時間の空費。持てあましてる。10時過ぎて手淫して、ニベアを炎症に塗った。効くもんか。詩の1行でさえ、降りて来ない夜だ。薬を呑んだ。22:53。「パターソン」のサントラを聴く。

05/20

 6時45分に起きる。きょうでオークションが終了、なんとか勝ちたい。朝食にカップ蕎麦、人参を喰う。それからoasis"morning glory"を聴く。朝寝をする。起きて、作曲のつづきをやる。「あいびき」Bメロ、サビのコード変更、2番の歌詞を書く。録音に入るまえに昼餉。リングイネをバジルソースと牡蠣で和える。喰って録音。なかなかうまくいかない。歌詞と同期しないと禄に演奏も出来ない。バッキングと歌が合わない。それでも7テイクぐらいで終わる。練習不足だ。それでも動画をつくって投稿し、外出。図書館へ。帰って時間の空費。ブログ、note更新。5chの弾き語りやオリジナル曲のスレに書き込み。夕餉に蕎麦と茹で卵と蜆汁。夕方になってようやく映画を観る。「パーカー」だ。パッとしない演出の映画だった。「ポイントブランク」がいかに特異な映画だったかがわかる。つづけて「みんなエスパーだよ!」を観るも途中で飽きて、本を読む。ドラマと映画はちがうとうことがわかっていないつくりの作品。
 ヤフオク堀川早苗のアルバムに入札してたけれど、高値がついたのでやめてしまった。持ってたアルバムを売った店で、買い戻そうとおもう。まだあればいいのだが。どこに売ったのかも定かじゃない。三宮か、三宮ウエストか。あした、開店してればいいが、いまの時節はなにかと面倒だ。電話をかけるしかない。そこでなかったら、メルカリか、ヤフオクで買うしかない。いつの間にやら稀少品になってしまってる。

05/21

 9時に起きる。目覚めがわるい。朝餉にリングイネ。11時過ぎて昼餉、外出、りずむぼっくすウエストは開いてなかった。帰ってから郵便受けを見ると、給付金の申請書が届いてた。さっそくだした。映画「パリの確率」のサントラも届いてた。聴いてみたがノイズがひどい。どうやらプレス時のミスか、意図的なものだろう。どうしようもない。まえに持ってたやつもノイズがひどかった。
 外出。食料の買いだし。パスタの具とソースを買った。10食ぶんほど。それからバサを買った。帰って、時間の空費。バサを喰う。散々迷ってブンゴクに投稿。けっきょくばからしくなって削除。夕餉に蕎麦と蜆汁。youtubeにあったドラマ「ワイルド7」を見終わる。方針と情熱の欠如。エキスパのネットビジネス講座も、そろそろ厭になってきた。主催者がデヴィ夫人と親しいとか、じぶんを褒めろとかいいだすし、サイポンのサイト作成もうまくいってない。おれにはどうやら不向きなようだ。おれはべつに金儲けなんかしたくないし、ネットにこれ以上、嵌まりこんでいたくもない。ああ、どうにもやりきれない。あたらしい曲はウケない。詩もウケない。ブンゴクスレに書き込みもしたが、スルーされてる。どうやらおれはだれにも望まれてないようだ。さっさと手淫をして眠るしかない。

05/22

 二度寝して9時に起きる。朝餉に蕎麦と茹で卵。朝寝。起きてリングイネを茹でる。量が多すぎた。缶詰をふたつ使う。喰ってまたも眠る。起きてから筋トレ。HIIT。湯浴み。けっきょくエキスパはやめてしまった。動画通りにやってもサイトができない。胡散臭い人間は信用できない。おれには金儲けはむいてない。というわけだ。夕方、ウィルキンソンを買いにでた。帰って時間の空費。きょうはなにも書いてないが、それでもブログの閲覧数は49に昇った。読み手はたしかにいるようだ。あたらしい曲をつくろうとしたが、気分がでなかった。短篇集に誤植を見つけて訂正。表紙はやはりもとの黄色いやつでだしたほうがよさそうだ。奥付の発行日も変える。来月にする。
 村上春樹のラジオ番組を聴く。文学極道にまたしても投稿。いかいかも前言翻して投稿してる。ウケようがウケまいがどうだっていい。少しばかりの営業活動になればいい。なりもしないか。緊急事態宣言の解除が決まったので、来月から在庫づくりを再開することにした。

05/23

 7時に起きる。残ってたパスタを喰い、ふたたび眠る。9時に起きる。蕎麦を喰って、またも眠る。昼餉にリングイネを茹でた。ペペロンチーノにする。きのうの投稿を見る。2件のコメント。それから曲へのコメントを読む。よろしくない。今回の曲は没にしよう。残った金で酒を買う。わるい酒だ。けっきょく連続飲酒。森先生に電話する。応募の報告。先生から歌集増刷の依頼。給付金が入ったら、金を送るという。3部ほど贈りものとしてだ。ゴッホのように書けばいいといわれる。理解者がいなくとも書けと。結社はじぶんがつくればいいといわれる。夜、早くに眠る。音楽をかけっぱなしにして。でも4時まえに起きて電源を切った。

05/24

 8時45分に起きる。朝餉にカップ蕎麦。10時、ダイエーへ。便所紙とチューハイを得る。帰る。メビウスリングに投稿しようとおもったが、幼稚すぎてやめた。朝寝する。起きて昼餉。午睡する。きょうも寝過ぎた。筋肉痛で下半身が痛む。夕方になって軽く腹筋運動。夕餉に人参を茹でる。時間の空費。GyaOで映画「ガメラ3 邪神<イリス>覚醒」を観た。手塚とおる渡辺いっけい三輪明日美仲間由紀恵と、「ラブ&ポップ」にでてた役者がけっこういた。それからまた時間の空費。腹が減った。あとは手淫をして眠るだけだった。ブログ記事は56を越えた。なにがウケて、なにがウケないのかがわからない。文学極道はやっぱりひとがいないし、おれのような可読性に拘った詩は議論の対象にはならない。どうにでも深読みが可能な、文学的詐術ばかりが注目をあつめる。もうたくさんだ。けっきょくあまりの空腹と疲れで、なにもせずに眠ることになった。

05/25
 
 8時10分に起きる。蕎麦を喰う。しばらくして二度寝。9時58分に起きる。10時過ぎて、国会図書館に電話。詩集の題名の訂正を願う。くるりを聴く。訂正が決定される。昼餉にリングイネ。フィル・セルウェイの1stが届く。食料が残りわずか。日曜日までどうやって過ごすか。夕餉にもリングイネを茹でて喰った。残りは朝餉だ。わずかに英文法の本を読んだだけだなにもしてない。映画も観てない。それなのにもうじき22時だ。時間を持てあましてる。行動が定まらずに焦ってる。どうしようもない。5chのブンゴクスレじゃあ、おれを冷やかすコメントがあった。現代詩フォーラムはまたしても退会。同好者同士で馴れあっても仕方がない。ブンゴクに短歌を投稿したが削除。これ以上、ここで得るものはない。だれの書いたものにも虚しさしか検出できない。ブログの閲覧数は50に達した。あと69で1000に届く。

05/26

 8時20分に起きる。朝餉に残りもののリングイネ、芋、蜆汁。朝寝。昼餉にまたリングイネ。HIIT、腹筋。映画を観ようとするも断念。寝る。夕方に起きて残ったリングイネと蕎麦を喰う。「文学極道」でアラガイのコメントに返事。映画「ラ・ジュテ」を観るも、途中で脱落。アラガイへのコメントを削除。薬を嚥んで、まだ夕方だというのに眠った。

05/27

 一日中寝てばかりいる。朝餉にリングイネ、昼餉もおなじ。HIITと腹筋。夕餉に蕎麦。間食に大根を囓る。映画「ジュ・テ」を観る。夜になってブログに投稿。動画を観ようとしたが時間がない。薬を燕んだ。

05/28

 8時10分に起きる。朝餉にリングイネ。朝寝。11時起きる、昼餉。午睡。16時15分に起きる。17時をまえにして蕎麦を喰った。

05/29

 6時20分に起きる。二度寝。9時10分に起きる。朝餉。多めにつくったが、午の分まで喰ってしまう。朝寝。2時50分に起きる。それからはずっと回避行動。夕方、蕎麦を喰う。素寒貧だと、なにもする気になれない。ブログの閲覧数は1000を越えた。61人がきょう見た。でも、どうだっていい気がする。読者が44になった。だからどうした?

05/30

 6時10分に起きる。朝餉。朝寝。9時に起きる。またも眠る。11時に起きる。昼餉。午睡。2時に起きる。夕方、早めに夕餉。カップ蕎麦。牡蠣の缶詰がひとつ余ってたから、茹で卵と一緒に喰う。ブログの閲覧数が異常に延びる。20時までに600を越してしまった。どうやら3年まえの記事、山下晴代との顛末に集中してるようだ。けっきょく今月の閲覧数は3000を越した。

05/31

 ようやく最終日。閲覧数は4200だ。朝、6時25分に起きる。朝餉にリングイネ。喰って朝寝、9時に起きる。Amazonの旧アカウントの履歴が知りたいのだが、電話番号がわからないのでAUに電話。けっきょく調べられないということだった。料金を払わないままだったから、料金センターに電話すればいいのかも知れない。しかしきょうは日曜日だ。また朝寝をして12時に起きる。昼餉を喰う。ものたりない。追加で茹でる。喰いすぎだ。ふたり分も喰ってる。後悔しつつ、眠気が襲ってくる。けっきょく5時過ぎまで眠った。それから夕餉にリングイネ、それから最期の蕎麦を喰う。あきらかに喰いすぎだ。筋トレをして湯浴み。

 

東京日和(サントラ)

東京日和(サントラ)

  • アーティスト:サントラ
  • 発売日: 1997/10/08
  • メディア: CD
 
月面讃歌

月面讃歌

 
Blow-Up

Blow-Up

  • アーティスト:Various Artists
  • 発売日: 2010/02/22
  • メディア: CD
 

退屈の坑のブルーズ

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 ブログの閲覧数が急激にあがった。なにが起こったかもわからない。どうやら3年まえに書いた山下晴代氏との揉めごとの記事が読まれてるらしい。それでも450を越えたのはあまりにも異常としかいいようがない。

 

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 今月はもう素寒貧で、あたらしい記事を書くのはむつかしい。だからこうやって写真で埋めてみる。なにか行動するには先立つものがないというわけだ。

 

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 今月はひさしぶりに「文学極道」してみたが、場違いな感じがした。けっきょくはじぶんのホームでやるしかない。レスレスは面倒だし、精神を疲労させる。「現代詩フォーラム」のアカウントもふたたび削除した。拡散型の活動はうんざりだ。サイト巡回に時間を空費してしまうし、けっきょくは他者の眼を気にして大したこともできない。可能性がない。

 

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 最近はずっと眠ってる。なにもしてない。駆りたてるものがない。せいぜい、短い筋トレをやるくらいで終わってしまう。きょうはもうじき6時。

 

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 もし閲覧数が2000いけばなにかあるだろうか。わかってる。なにもない。ただ投稿サイトにいくよりも読まれるのは確かだ。じぶんの場所で、根を張る以外にできることはなにもないのだ。

 

   *

 

 ところで3年まえ、ブコウスキー詩集の書評で、訳者の中上哲夫の詩を引用したのだが、きのう探すともはやキャッシュすらなかった。かれの住所だけは把握できたので、詩集と手紙を送って、なんとか「グッドバイ」をコピーしてもらおうとおもってる。といっても、その住所は14年もまえのものだが。

 

   *

 

死都調布 南米紀行 (torch comics)

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中上哲夫詩集 (現代詩文庫)

中上哲夫詩集 (現代詩文庫)

  • 作者:中上哲夫
  • 発売日: 2015/06/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
ともきたるー空谷跫音録

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  • 作者:森忠明
  • 発売日: 2016/06/01
  • メディア: 単行本