みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2022-07-22から1日間の記事一覧

世界が夏になったとき

* みずからの両手を捧ぐあえかなる南空のむこうガラスがわれる 夏跨ぐ句跨ぎ暑し森閑のなかを歩みて望む才覚 ひとがみな偉くおもえて室に立つ水一杯のコップを握る 彼方より星降る夜よバス停に天使のひとり堕落してゐる 夏しぐれ掴みそこねた手のひらを求め…