みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2020-10-06から1日間の記事一覧

花(即興詩)

* をとこは山百合、をんなは雛菊、そして汲みあげられた水根の表皮に現れたおまえこそ、おれのもっとも欲しいもの かりそめの棲み家にからたちの花 すべての花束が色を失って砕かれる おまえの心を砕くように砕く 夜もすがら石に触れながらも、石になりたい…