みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2021-07-02から1日間の記事一覧

夢の址地

* いまきみが擦った燐寸のせいでまた幾星霜の銀河は暮れる 水がまた滴りだしたキリストのまねごとのまま復活ならず マタタビの宙返りかな椅子を打つ家具職人の首の汗よ 鹿の死の歓び幾多かくすべく芭蕉の葉などかけて過ぎ去り 夢こそがほんとうなれば鹿の死…