みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2020-10-26から1日間の記事一覧

黄昏

* 6階の少女はひとりうつむける涙の雨を捧げるために 光りなき両眼のうちに喪えるなまえのあったものたちなどを 星幾多あれどもわれの手にはとどかず伊弉冉さえも憐れな眼する 点描画の世界が濡れる滲む点いくつかに祈りいくつかにふるえ 窪地にてさまよう…