おれの詩に魅力があるのか、そいつはわからない。どっかのサイトで「オーセンティックな古い書き手」だといわれ、「書き手に魅力を感じないから詩にも魅力を感じない」などといわれてから数年余り、なんとかこうしてやっているわけだ。だれがいったい、なに…
くちを噤む──きみのためにできるのはそれだけと識るこの夏祭 桶の水零れてかれは帰らない水面に熟れる桃へ夜来て ともすれば腿も危ういスカートの妹の肩に飛蝗あをあを 列車には男の匂い充ちたれて雨季も来たれり新神戸の町 ここにいて心地よければ祝福とな…
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