みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

だからって走らないわけにはいかない [’21/mar]

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03/01

 2時まえに起きる。なかなか寝つけなかった。明け方、少し眠ったような気がする。眠かったが、どうしても眠れずに起きた。7時まえだ。プロテインを呑んだ。こういうときは酒を呑みたくなる。きのうの夜にシアナマイドを嚥んだが、睡眠不足には敵わない。9時になったら、ローソンでサラダチキンとチーズを買う。
 予定通り、買った。それから酒を呑んだ。ひどい酔い。ネット料金についてソフトバンクと話す。まったく融通が利かない。振込ですらできない。けっきょくぷららにもどすということで話す。15日までに料金を支払い、もどるしかない。

03/02

 酒の残ったまま起きる。酒を呑む。11時に外出。中崎町までいった。けっきょくおれには勤まらないと悟り、帰る。ステーキ肉を買った。帰って有限会社ウィルに電話。それからイベント会社にも電話。仕事が決まらなければ、レッスンもできない。ステーキを喰った。Amazonからパンツが届く。
 それから飲酒。カティサークを買ってしまう。帰ってスコッチ・アンド・ミルクにする。誤って零してしまう。バスタオルで拭く。そのあと、どういしたものか、小中時代のYに電話。長いあいだ、アドバイスを貰う。あとは嘔吐。Amazonに電話。過古の購入履歴をだしてもらう。

03/03

 気がつくと眠ってた。身体が弱り切ってて、身動きがとれない。電話。ウィルから見学の件だった。4日の13時に設定。まえとおなじ場所でだ。眠剤を呑んで眠る。なんども電話があった。とれなかった。身体が弱ってしまい、起きることもできない。17時過ぎて起きる。ファミリーマートウコンの力と、野菜ジュースを買う。すぐに呑む。それからダイエーで豚肉、ヨーグルト、ウィルキンソン、酎ハイ、栄養ドリンクを買った。帰る。ヤフオクで落札したゆらゆら帝国の「アーユーラ?」が届いてる。早速、リッピング。売ったとおもってたDdayoneのCDが見つかった。それもリップする。喰うモノを喰った。大変な疲労感。胃がもたれる。きのう、Kという男に現代詩フォーラムで私信を送ったのだが、相手は「私信では建設的な話ができない」といい、「私信を送るほど、必死なのだ」と返してきた。まったく不毛だった。50過ぎてネットでマウントとるのが、常態化してる男にいえることはなにもなかった。ばかな私信を送ったものだ。相手にする価値はない。
 「文学極道」でのログを漁る。時間の空費。それから酒を中断して眠った。

03/04

 電話に起こされる。11時20分。オトクでんきからだった。料金引き落としの照会。引き落としてはないといわれる。きのう見つけた倉本安奈の動画をひらく。それから家計簿をつける。オトクでんきに電話。けっきょく2月分が引き落とされたということだ。ただし1月分は未納。¥4700ほど。残ってた酒を呑む。外出。ウィルの職場見学へ。仕事は問題ないが、日払い¥5000というのは厳しい。三宮で車を降りて、「舌剥がし」の代金を振り込む。帰って酒とソフトクリームを買った。4つの求人に応募。あしたの14時にウィルエージェンシー、23時にALBAへ。後者の地図検索でジャパンギタースクールを発見する。月4コマで¥8636は安い。いまなら入会金も無料だ。mikiをやめて、そこにする。土曜日の16時半に見学だ。

03/05

 朝、残ってた酒を呑んだ。それから二度寝。起きてシアナマイドを嚥んだ。14時にウィルエージェンシーにいったものの、かつても登録したところだとわかる。近場で男性の求人はなし。帰る。それからコインランドリーで洗濯。コンビニで履歴書をプリント。終わってシャワーを浴びる。電話。ALBAだ。時間の変更。着替えて18時に面接。週払いはやってないといわれた。諦めて帰る。少し眠る。家計簿をつける。もう¥27000ばかりしかない。きょうは¥5000も遣ってる。1日上限を決めるべきだ。あしたは音楽教室の見学。音源を持っていくか。事務手数料2000円、設備費半年毎に別途500円が要る。月曜日の16時30分にイベント会社のBIG SHIPへいく。それでもたぶん、ウィルの仕事に決めるだろう。日曜日に作業ズボンを買いにいくとしよう。

03/06

 朝、9時に起きる。新神戸おかだクリニックへ。健康診断の結果に病院に行けと書いたあったからだ。採血とエコーをとる。終わったときには11時を過ぎてた。ダイエーで豚肉と酎ハイを買う。きのう、シアナマイドを嚥んだというのに、これだ。だから痩せないんだ。帰るとゆらゆら帝国「ライブ」が届いてた。リッピング。眠たいし、疲れた。
 酒毒にやられて、眠った。それから「ジャパンギタースクール」にいった。地下鉄で15分まえに到着。狭い室で練習してた。はずれたとおもった。たがMIKIのほうはキャンセルしてるし、戻りようがないかも知れない。若い男がつたない練習をしてた。それからおれは見学。曲を聴いてもらう。初月に¥22000払わねばならない。MIKIよりは安い。しかし指導に不安だった。論理も一緒に学べるという点はいいとおもう。とにかく今月中に金ができるのなら、やってみるか。明日は作業ズボンを買いにいこう。

03/07

 ウィルの仕事を見学のあとに保留にしてしまった。

03/08

 作業ズボンを買った。

03/09

 映画「シン・エヴァンゲリオン」を観た。はじめてネット予約をした。席はまえ過ぎた。映画はどうでもいい出来だった。ナタリーワイズのCDが届いた。

03/10

 仕事は決まらないまま過ぎた。

03/11

 どうにもならない。

03/12

 面接をひとつ行かなかった。かわりに南公園の仕事には顔をだした。電話も傘も置いてきた。濡れて、電話もなく、駅のちかくで停まってる車に当たった。ズバリだった。必要事項を書いて、そのまま見学。計算が苦手なのを見られてしまった。迷った挙げ句、日払いにする。交通費がない。幸地クリニックにもいくが、ひとが多すぎてやめる。おかだクリニックはエコー検査をやってないからやめる。うまくいけば月曜日から仕事だ。あと¥6000しかない。どうにか仕事を決めて生活したい。だめなら食糧を買って時間に耐えるだけだ。

03/13

 連日の飲酒で身体がひどい。いろんなところが痛む。朝から医者へ。幸地クリニックへ。薬を得て帰る。禁酒を始める。夕方まで眠る。それから時間の空費。22時に薬を嚥む。床に就く。それでも眠れずに、手淫。目当ての激レア・ポルノが¥740で、ヤフオクにあったから入札。そして眠った。

03/14

 二度寝、三度寝してようやく11時に起きる。こんなときにspotifyの引き落とし。佐々木英明氏がおれの作品を紹介してる。ただあまりにも自己発露が痛々しい印象を撒き散らしただけだったような気がする。きのう届いたラーメンを喰う。外出。13時半から「舌剥がし」の講座と施術を受ける。客は4人。ひとり、黒髪ストレートの美形がいた。かの女をなんども見てしまった。アンケートはいい加減に書いて、さっさとひとり帰ってしまった。もっとあの美少女を観ていたほうがよかったのかも知れない。
 帰ってアーモンドミルクを飲む。うまい。それから「シン・エヴァ」についての散文を書いた。日曜だというのに投稿した。少しだけ筋トレ。

03/15

 8時過ぎに起きる。少しだけ筋トレ。以前できたことができない。もっと早く取り組むべきだった。ブログは投稿し直した。やはりだれも読まないのはいやだった。ラーメンを喰った。二度寝してしまい、おかだクリニックへ電話。エコーの予約はいっぱいで取れなかった。身支度をしてUFJ銀行までいった。だが待ち時間が長く、しかも勤務先の詳細がわからない。SMSで送ってもらうことにしたが、とどかない。13時まで待っても来ないので電話。ようやく届く。40分以上かけて申し込みをした。カード名の英表記を「MITZHO NAKATA」にした。図書館に返す本を忘れて、手ぶらで来てしまった。要らない書類を棄てて、帰った。ウィルキンソンを買った。
 17時過ぎて会社から電話。あしたの準備。それから口座を伝える。しかしSMSが送信できず、あれやこれやと調べたものの、ソフトバンクは受信はできても発信ができないとわかる。けっきょくはあした会う担当者に話をするしかない。ブログを加筆。twitter大塚康生が死んだことを知って、Amazonプライムで「殺し屋はブルースを歌う」を観た。

03/16

 夢/母と列車にいる。おれは酒を呑んだ。映画関係者がいる。おれは映画にでる。やがてホームへ。バンドの演奏に加わる。ひとりの男が歌のなかでおれのことを揶揄してるようにおもえてならない。やつを攻撃するために地下へ。ギターの弦を交換しようとするが失敗する。不満なメンバーとともにホームへ。やつを攻撃する歌を唄う。アカペラで。わるい意味で有名になってしまう。そして仕事に遅れてしまう。若いやつらから攻撃に遭う。ひとりは糞を投げる。おれは逃げ回る。ひとりがブロック片をおれに落とそうする。おれはそれを奪って、警官たちに投げる。どうやらブロックの男は糞野郎に苛められてたらしい。警官たちに水を求める。しかしかれらは近づいて、糞と虫まみれのおれに「胆嚢になる」という。身体中を虫が這う。口からもでてくる。やつらが持ってきたのは尿だった。かけられる。警官が「魚臭い」と避ける。

 余裕をもったつもりが、うたた寝をして遅れる。長い焦燥感、列車はどれも南公園にはいかない。しかし、職場に着いて手続きをして、なんのかんの定刻だと気づかされる。11時半。そして20時過ぎまで働いた。足が傷む。指導役の人間が穏やかでよかった。ただひとりだけパワハラまがいの対応をされてる男がいて、気の毒になった。あしたは指導役の男は休みだ。おれは不安になってる。昼餉はサラダチキンと黒酢だけ。¥308。
 帰って湯浴み。終わってネットを見る。23時半に眠る。

03/17

 足があまりにも痛むので辞めることにする。帰って酒を数種類混ぜて呑んだ。電話で辞める。

03/18

 役所へ。障碍者の就労支援に頼る。

03/19

 10時に役所へ。いくつか候補の求人がある。それでもB型作業を奨められる。いちど見学にいくことにした。上沢とは遠い。オークションで巻上公一のアルバムを落札。

03/20 

 食糧を買う。ラーメンばかり。金がなくなった。

03/21

 とうとう金が尽きてしまった。しばらく炭水化物と塩分と糖質で凌ぐしかない。ミネラルが欲しいところだ。正午に起きて湯浴み。ラーメンを喰った。鯖缶も喰った。あと10日はこの生活だ。身体を壊しかねない。大滝詠一作品がサブスク解禁なので聴いた。あとはなにもしなかった。

03/22

 ほとんど眠ってやり過ごす。UFJのカードと巻上公一のアルバムが届く。後者は正直おもしろくなかった。どうしてこんな時期にこんな買いものをしたのかと悔やむ。デビッドのキャッシュバックで酒を2本買った。アーモンドミルクはもう入荷の予定がないのか、隅っこに少しだけあった。買っておけばよかったのかも知れない。きのうTwitterに投稿した散文詩を編輯してブログなどに投稿。短歌を少しつくる。映画を観る気にはなれなかった。断念して、手淫して、薬を嚥む。やれることはない。

03/23

 おかだクリニックへ、首のエコーを採る。体重が1年半より9キロも増えてる。きょうもラーメン。食事をなんとかしたいが、来月まで耐えるしかない。午後はほとんど眠ってた。歌篇を1篇終わらせる。「発熱時代」と名づけた。あした、投稿する。手淫。ブックマークの整理をしたいが、23時だ。もう眠るとして、終わり。

03/24

 9時過ぎに起きて朝餉。そして昼餉。14時過ぎて外出。歩いて図書館までいく。暑かった。帰りは地下鉄。靴がもうだめになってきた。歩き方がおかしい。右足だけ、地面に叩きつけるように歩いてしまう。あたらしいのが欲しいが、2万は高い。帰ってしばらく眠る。そして夕餉。借りた小説「黒い瞳のブロンド」を少し読む。マーロウものだった。つぎに千葉聡の歌集「海、悲歌、夏の雫など」を読む。高校生がつくったような幼い視点の歌、つたない韻律のつづく、ろくでもない本だった。'68年生まれの教師というが、こんな稚拙なものでもまかり通ってしまう現実に反吐がでる。教師はおしなべて子供っぽい人間が多いが、かれもその例外ではなかった。有名結社の同人でなければ評価されることなど、たぶんない。Twitterに感想を書いたら、本人からリプライがあった。エゴサーチとは大人げない、みっともない行為におもう。とおもったが、じぶんもエゴサして、そこにコメントを残したことが2回あった。恥ずかしい人間だ。まったく自己顕示欲にふりまわされる。自戒する。

03/25

 10時に起きた。11時まえに朝餉。外出、26分の列車で三宮へ。図書館で3冊借りる。帰りしな、ホームで小柄なカップルがお互いを腕で触れあってて、なんだか敗北感。なんども眼をやってしまう。おれもひとまえで恋人に触れたいし、触れて欲しい。いったい、いつになれば出遭いを掴めるのか。なんとか、今年中にでも就職を決めたい。かれらはいつまでもいちゃついてて、おれはすでに敗北した人生を漂う虻のようなものだった。
 午後はずっとブックマークの整理に費やす。「欲しいもの」のリストを整理した。写真集や画集は手遅れなものが多かった。音楽も大体が配信で足りてしまうものばかり。来月は冷蔵庫のために、ほかのことは抑えようとおもう。
 きのうのtweetのことで、千葉聡氏から意見があったので返事を返した。議論なんかにはしたくなかったし、穏便に済ませたかった。それができたので一息。フォローしたアルバムを聴く。Ana flangoというブラジルの女性歌手の歌はなかなかいいが、虜にするほどではない。音楽の辺境にどうにかたどり着こうとしてるが、けっきょくおなじものを聴くはめになる。散文詩をひとつ書いた。ウケないのはわかってる。だが、どうしようもない。来月は金を貯める努力をしよう。

 

 こあまり余裕がない。リズムセミナーはやめたほうがいいかも知れない。必要ないかも知れない。それに冷蔵庫さえあれば保存食をまとめ買いする必要は低くなるかも知れない。費用対効果を考えなくてはならない。欲しいものを挙げれば切りがない。しかし必要最低限もやはりむつかしい。敷き布団はどうするのか?──綿のはみ出したものをいまだに使ってる。おかげで綿があちこちに散ってる。てっとりばやく喰える術はないのか。やはり絵でも描くしかないのか。そうはいってもいまさらだ。商業作品をつくるための知識も技術もない。デッサンか、パースか、キャラクター作画なのかもわからない。どこか手をつけていいのかがわからない。

03/26

 朝7時まえに起きる。外を歩く。桜はもうほとんど散ってしまってた。見逃した。帰ってふたたび眠る。しかし、なんとかパワーという会社から先日につづいて2度めの電話。おなじ女の声。高くてでかくて、とにかく不快。耳に刺さる声だ。あまりにも耳障り。コピー機のリースの話。聞き飽きた。くどい話。断ると、今度は監視カメラをと抜かす。苛立ちをおれは隠さなかった。女は笑った。腹の底から怒りが湧く。終わって、もういちど眠ろうとしたが、できずに起きる。そういえば、森寺内科にいく用事があった。9時40分。いって帰る。「いまの数値で通風を起こしたら1ヶ月は歩けない」といわれた。それからしばらく眠った。14時過ぎに起きる。15時過ぎて大安亭経由で図書館へ。途中冷蔵庫を見る。¥9800のと、¥11800のがふたつだった。借り本は詩集。正直いつ予約したのかもわからない。内容はぜんぶ平仮名で、おれの気に入るものではない。地下鉄で帰る。17時になって眠剤の量が足りないことに気づく。きょうとあしたの分しかない。けっきょく幸地クリニックにいった。帰ってしばらく時間を潰し、湯浴みした。Twitterを見てて、「地平線がぎらぎらっ」が再発してることを知った。¥2000台と安かった。
 足のアーチ崩れについて調べる。接骨院で治療をやってるところがある。整形外科にもある。前者は金がかかるのでとりあえず、後者を明芳病院に診てもらうことにした。ただあまり信用できない。

03/27

 朝、9時半に起きる。セット目覚ましが動かなかった。電話の充電ができてなかった。ケーブルとの接触がわるいようだ。明芳病院へいく。扁平足の症状は見られないという。では足の痛みはなんなのか。けっきょくインソールの作り直し、病院を探してもらうことで終わった。この問題をとっとと解決したい。好きな靴が穿きたい。帰って眠る。13時過ぎに起きて、朝餉。そのあと、室を掃除した。米本和広「カルトの子」を読む。某氏の挙げてた「デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化」は読むに値しないと判断した。巨大すぎる知性にあまり憬れるものがなかった。むしろ日常の小さな発見のほうにおれは賭けたい。4冊の予約が到着してるから、あした取りにいく。18時に夕餉。ラーメンを半分にわって喰った。Wikipediaで「ヤマギシ会」の頁を見る。議論ノートにあからさまな信者がいて、ぞっとしてしまう。俳句を投稿したものの、まったくウケなかった。いちど削除して来週にでも投稿し直すか。そういえば夢のなかで考えたのだが、手許にある在庫を詩誌や出版社に送ろうとおもう。まずは思潮社と土曜出版社、「詩と思想」だ。
 Twitterを使って散文詩をあらたにつくった。音楽ファイルをSSDに移管しようとしたが、叶わず、データをCにもどす。そろそろCがいっぱいなので、どうにかしたい。方法を検索した。プロパティから場所を変更するらしい。やってみる。うまくいかず、アルバムアーティストの欄が表示されなくなった。けっきょくはソフトを再インストール。今度はうまくいった。

03/28

 ダイエットについての動画を観る。記事を読む。金森式は相当危ないということがわかったのでよかった。やはり胡散臭い。サプリメントを一生呑みつづけるなんて考えられない。痩せていたときにもどるにはやはり酒をやめて、質素な食事に帰るしかなさそうだ。あとは運動。雨の降るなか、図書館へ。本を借りる。帰る。なにもやる気がせずにいた。

03/29

 10時に起きる。朝餉。11時過ぎて近藤皮膚科へ。股の腫れものがふたつになってしまったのでいく。けっきょくは化膿してるということで、軟膏と飲み薬を処方される。帰って時間の空費。午後から午睡。夜になってxz-1がメルカリにないが探す。安くとも¥8,000、高くとも¥13,000だった。冷蔵庫は¥9000から¥11,000ぐらいだった。ヤフオク町田町蔵作品をふたつも落札。早くも浪費癖がでてしまってる。これではいけない。村上ラジオは聴かず、21時半には薬を嚥んで床に就いた。

03/30

 9時まえに起きる。朝餉。髭を剃る。ネットが使えなくなってる。いろいろとやってみるが、だめ。ソフトバンクに電話。けっきょくは料金未納で止められてる。ぷららの工事日は来月3日からだし、あと5日も待つ必要がある。なんてことだ。セールスの電話に拐かされてこの始末だ。ソフトバンクはサービスがわる過ぎる。月¥5,000なんてウソを信じたばっかりにこのざまだ。ぷららに電話、工事日を早めてもらおうとする。折り返しの電話を待つことになった。横になって待つ。電話。けっきょく工事日はどうにもならない。しかも未払いがあるので、それを来月中に払わなければならない。約¥9,000也。あとは電気代だ。¥4,000弱と¥10,000弱。これは両方払うしかない。
 12時15分に外出。少し遅れて役所。担当者と一緒に上沢へ。B型作業所へ。けっきょく、そこに通っても就職できるわけじゃないことにうんざりする。いままでも聞いて来た通りのことだ。やはり職安で障碍求人を探したほうがいい。帰って空腹。しかしラーメンは一袋しかない。失敗した。人生に失敗した。ネットはできないし、喰いものはない。音楽でも聴いてるしかない。夕方、オトク電気に電話。4月1日に払うことで合意。あしたはミントの献血所へいって菓子を仕入れよう。甘いものを喰えば少しは気分もよくなるはず。あしたの夕方だ。20時になって薬を嚥む。床に就いた。

03/31

 眠剤を追加して、9時過ぎに起きる。献血所には朝いくことにしようとおもったが、それじゃあ、待ち時間なしで菓子をとる時間がないような気がする。けっきょく午まえにでた。歩いてミントへ。ひでえ柄のわるい格好したイキリ男が職員に喰ってかかてた。長崎から来たという。たぶん防疫対策で入れてくれなかったのだろう。残念ながら菓子はなかった。アイスもない。コロナ対策で消えてた。だが、とおもう。まさか菓子の袋をやぶってウイルスが侵入するとでもおもってるのか。まったくわからない。仕方なく、自販機の飲みものをあらかた飲んだ。血管がでずらく、13時半までかかった。粗品として箸をもらった。菓子をもらったひともいたが、おれはその勘定に入らなかった。なぜ?
 帰って時間の空費。なにもすることがない。あしたは来週まで食糧のために業務スーパーと、封筒のために文具屋、ヤフオクの支払いのためにネットカフェ、スピリッツのために漫画喫茶、森先生への手紙のために印刷所、そして郵便局へいく予定だ。酒は馬のポケットがあればいい。インフラの支払いを考えると冷蔵庫はむつかしい。必要経費で¥26,000は削られてしまうからだ。ボーカルレッスンもいい加減にいかなくてはならない。やれることは、ネットの滞納分をあした払えるか、交渉すること。そして工事にどれほど時間がかかるのかを聞き出すことだ。
 けっきょく、きのう発行の請求書にて支払いとのことだった。工事については折り返すとのことだった。電話。工事は土曜日の10時からだといわれた。そのあとパスワードを入力するらしい。疲れた。ブコウスキードキュメンタリー映画を観る。作品の送付にコメントをつけようと考える。《おれの作品を紙上に取りあげろ/さもなくば自殺する/あんたらのもくろみだ》と手書きする。そのあと、詩誌用の挨拶文を書く。前者は没にする。あとはコンテナ・ボックスの整理。画材はあたらしく買ったほうがいい。21:44。疲れた。なんとか時間だけは潰せた。サイクルズを聴く。作品送付のための情報集め、そして現代詩手帖を注文しなくてはならない。金がつづくかどうかだ。

 

うたよひびけ

うたよひびけ

  • アーティスト:サイクルズ
  • 発売日: 1999/10/21
  • メディア: CD
 
ながれ

ながれ

  • アーティスト:サイクルズ
  • 発売日: 2000/10/18
  • メディア: CD
 

ブルームーンの流れる河

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   *

 ブルームーンの流れる河は、あなたのポケットのなか 粉末ジュースを呑みすぎた子供時代のような夜がそっと手をふって花になる朝 韻頭を失った詩がどこまでも誘うからか、スカートが皮膚を縫う 渓声がする水の涸れた森で、ふいに手を展ばしたところが宝箱だったせいか、あなたが心臓を引き抜くと、 

   *

 眠り草の匂いで、眼を醒ます男がいる 崖下から都市を望む天体を頭上にして、五体投身のさなか、眼をひらく女がいる びくともしないワンピース 鉄骨づくりの襞が真夜中に疼き始め、胞状奇胎と診断されたのは、いまから20年もさきのことで、かれらが歩いた道には家が建っている おかしなことに虻が、

   *

 遊びつかれた大人たちが、不燃物の集積所で折り重なっている 肉の強度がアクリルに反応して、萌黄のなかでクロスすると、大きめのトンテキがパセリともに登場し、怪盗ジゴバのマネをしてテントのなかへと子供を攫うのは、透視図法のほんの手ほどき 清められた室で水を呑んだら、星が光って合図して、

   *

 犬とベビーチーズの関係がどうしても不完全だ 構図がうまくとれない こんなときはどうしてもかの女のなまえを口にする すでに記述の終わった舗道のうえを黄金が歩くみたいになればいいにと祈りながら運動会が始まらないのをかの女のせいにした いくつもの改稿 過ぎ去った接続語がつまらなそうに、

   *

 幸福論が逃亡した夜がおれのなかで伝説のように枯れてしまう 競技用のトラックを歩きながら、バイカーたちが 世界の終わりをみずから創りだすのを見ていた なぜ唇は青いんだ 青果物の検品中に男が、自身の皮をむいてしまった なかには蜜柑がつまっていた たぶん、映画の仕草があまりに真実で、 

   *

 ブルームーンの流れる河は、駅まえで終わる みんなで撰んだ神がひとり気に喰わないといい、シクラメンを植えるひと あるいは壜を撒くひと すべて淋しく解れゆく夜ならいいとかぼやき、星を待つひと ぼくは、と駅員は語りかける 「どうせなら、すべて焼いてきみを犯したい」 舌が膨張するまで待て!

   *

 

偶成(Pt.1)

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   *


 霧雨や切断面に花が咲く


 林道の祭り囃子や子供泣く


 アメリカや混血児が河渉る


 春の曲子供のひとりうしろ向く


 花曇り女が土のように伏し

 
 酒星も見えずひとりの酌をする


 失いし浮世の夢のちまたかな

 
 山の穴出ず一匹の迷い草 


 雲ひとつ握りこぶしのような春


 いぬふぐりおとこ妾の裾濡らす


 堤にて花がならぶようしろ足


 子供らの眸まるごと五月雨て


 死出すらも快晴なりぬ冬あけて


 老醜のごとくに花の盛りあり


 主なき葡萄の蔦よ春の闇


 花翳む素足のごとに男おり


 コカ・コーラ転がるほどの温かさ


 気分屋の転ぶ三月ひとごろし


 銃声もなく東風を仰ぐまで


 水温む誤解の果ての暮らしあり


 さよりとて悲しむほどの事実かな


 午過の石蓴ばかりで恥ずかしい


 大麻欲し徒寝添える草枕


 鷹は鳩われは鼡と憎まれて


 水太る春雨ばかり窓ゆらす


 供物盗る男の憐れ花曇り


 夜桜や噫、暗黒の雛祭


 暮らす世々ふたたび桜顔照らす


   *

 

ぼくがふたたび眠るころには

 

   *

 馬と檸檬を接続したい そんな気がして夜を歩く 逃れて生きる 意味よりも純粋な方法で、固有時を溶かす夕映えのロケーションがだれかの手をとって踊りだすホーム 体温のない鉛がなまえを欲しがるとき、悲しいほどのUSBがAからCに変わり、裏も表もない塊りになって心臓の森を、  

   *

 ひるがえる砂のスカートが、皮膚のうらがえす 手のひらがからっぽになってしまったせいか、群衆された助詞が副詞を殺しに来る ためらってるのはおまえ 猫のように不定形で なだらかな丘が 馬のなかで発熱し始め、惑星模様の否定のうえを夜がちかづいて、そしていまスカートが、落ちる。

   *

 銀嶺は熱い 触れるのはまなざし 玲瓏の、砕かれた曲線が恋しいのはたぶん映画を失ったからだ 分身術を使えない宇宙忍者みたいに風景がキスをする 細胞が分岐して文学が花になる だれも読まない花になる 空気が冷たい 室はやわらかいけれど、きみがいないから、いまもずっと窓を叩くんだ、それで

   *

 纏足が科学をやめないから埋めようとおもい、花びらからスコッチテープをだしてブロック片に怠いジンジャーワインをかけて裏庭に立った からみつく甘い死語が、まだ生まれない 酸性雨が好きだったころをおもいだす おれはたまらずに射精する 射精しまくる 手淫のなかでしか、愛せないものがあって、それはとても怖ろしい それはとても悲しい 肉づきのわるい手羽先を焼いて えらいもんやでと呟いた 金物屋の2階で女が秋を売って、

   *

 星を狩るバスがもうじき来る 星が原の夜はみずいろの硝子 文鳥が一羽、閉じ込められたのは文法徴税官の為業で、かれはきょうも衒学のなかを走る つまらないから死んでしまえ 必死だなとかれはいう そしていつまでもアスパラガスにしがみつく おれはかれを見棄ててバスに乗る ようやく口語が浸みて来たから鞄を降ろす 馬は丘を走る もはや檸檬の夢をUSB接続されてしまい、かれらはもう死ぬこともできない

   *

 

発熱時代

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   *


 発条の不在やひとりかくれんぼ発明以前の愛のまなざし


 鏡との婚姻ぼくの手のひらが熱くなるなり ときめきテレパシー


 花ひらく 蕚のなかをいま泳ぐ群小詩人と夢の諍い


 繭眠る糸の一条われをまだ赦さないかのように搦んで


 なまえなくひとり不在の花撰ぶ学校花壇の雨後も暮れゆく


 隧道の子供のなかに谺して遠くかすかに聞える吐息


 ひとりでに機械が回る眼が廻る蜂の飛び交う油のうえを


 愛やも知れず ポラロイドに銀残しの光りあって


 目醒めるとき 羊のような顔した泥棒ひとりポーチにひとり


 ゆうなぎの歌よひとりのパンケーキ喰うたそがれの国にゐながら


 みどりごのくちびるひとつ奪い去るかぜのむくろの悲しさがある


 泳ぐ鳥書物のようにひらかれた羽根のなかにて生きる青空


 雨季ちかき町のよすがよ書を閉じて夜の果てへと流し給しめ


 空をわる紙飛行機の憂鬱よわが胸に来いわが夢を奪え


 わが夢のセツナのなかを漂えば発熱時代の幼子は《自我(ぼく)》


   *

 

 
   *