みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

普遍とは

 

   *


 花の名を知らないままで大人たることのすがしさあればいいのに


 道くれない 案内板の文字かすむ 読めるふりして歩む黄葉よ


 軒濡れてしたたる水の粒子たちキビの葉っぱをいちまい奪え


 アルカディアほむらのなかで示される少年時代の悪い種子だよ


 駅過ぎる外科医みたいな男いて ガーゼの傘を展げそんじる


 みどり死す ガードレールの終わりにてひとり黙って祈る咎人


 いまになって悲しくなった、自動車がだれも乗せずに坂を走るに


 手を繋ぐようにお寺のかげに立つ探偵少年たちの蝋石群


 意味にまだ触れないままで擬態する花かまきりの現代詩かよ


 きみがまだ決定論にいるとして為すすべもなくぼくは遇いたい 


 ゆうぐれの貨物列車をかぞえ終えやがて理由のない道歩く


 アカネチル祐子のいない街変わるなんにもいわない冬の針金


 おもいでといえるものなく漆喰の皹をめくって記憶を飾る 


 いまさらに未来を欲す/普遍とはウスバカゲロウ果てるところか

 
   *

 

黒い冬


   *


 不倖せ倖せ測るものさしはきみの睫毛のいっぽんでいい


 永久語るきみの追憶いまだ火が燃えているのか問いかける窓


 木々燃ゆるごとくにならぶ素裸足の少年ひとり雲ならべおり


 水怒るような雨降るあしたには秋は終わってしまうと語る


 便箋歌――夏の季語にて狂いつつわが手のひらの冬温かい


 暮るる陽に溺れながらも立ちており男の幾多奔り去る冬


 みてぐらを喪う少女なかんずく膝の白さが夜に融けいる


 ふたすじのなみだの境いま静か聞えもしない潮音がしてる


 いまどこにいるのかさえもわからない靴のかたっぽ雪に曝せば


 みながみなさみしい場所へ去ってゆく世界の終わりのつづきを夢む


 夢という一語をめざす目的語ひだまりながら助詞と戯むる


 眼を閉じる天使の一夜むこうから農夫の妻が仕打ちを伝え


 ああ寄る辺なさを愛すことの寂寞よ呼び覚ますものがない草枕


 契れ千切れ花の枯るるまで芽吹くものなき街の立体標本をかざす


 かぎるあることよかぜにてならび立ち暮れるいま尽きてしまう両手があって、


 統ぶるものなきわれよ冬の日の木綿豆腐を匙もて喰らう


 フジッリを茹でる朝どき薄曇る雨のささやきなればうれしく


 渉り来る水禽畔にとどまって翅を閉じては冬が黒ずむ


   * 

 

師弟記念(森忠明からの葉書)

 

 新作拝見。『タンゴ』、『黄昏』に名歌多し。「世界一のペシミストシオランが、パリの銀行で貯金通帳をのぞいている自分を心底おぞましく感じているような、まっ正直な歌が三つ四つあって面白かった。ただ「散文」や「詩」にいつまでたっても、順三郎のいう「俳や尾籠の美」があらわれないのがつまらない。七十余年、美女たちに食わせてもらう、ウルトラ・パラサイトをデュシャンばりに『芸術』にしてきた俺とはちがい、この「この不気味で不安な世界」(ハイデカー)や頽落したクソタワケどもに、もまれてきた男に、それを望むのは酷か。そもそも、35歳なんていうチョンチョコピイ歴史や、今ちやほやされている新人へ、必要の無い気を回しているらしいことも気にいらない。俺がおまえの時分に、なんとか賞なんかもらってハシャイでた奴はみんな消えちまってる。きのうあしたの「評価」より、俺のように53年目にして「レガシー」になるべきだろう。本来、神戸マフィアのボスになれるくらいの、真の度胸があるおまえだ。気長にしぶとく生きてくれ。

 P.S 貴君の「ブログ」とやらに、この文章を「師弟記念」として、全部精確に転載してもらいたいな。
 2020 11/3
 森 忠明

 

10月/Oct

   *

10/01

 深夜過ぎて日記を編輯、ブログに投稿。床に入る。目醒める。まだ眠い、でもけっきょく起きる。朝餉。9時まで時間を潰す。口座を見る。保護費が減額されてる。¥89,290だ。¥1,304足りない。いったい、どうしてだ? まさか文学フリマで¥5,000入ったからか。どうしようもない。金が入って、まっさきにオークションの払いと、たったいっぽんだけ入荷してた、DVD「毒婦 プワゾン・ボディ」を買った。それからフジッリMCTオイル、梱包・包装材、プロテインを注文。名刺を入稿。製本も発注。森崎偏陸氏に送るため、写真詩集と詩画集、歌集、そしてパンフレットを鞄に入れる。郵便を見る。役所からの通知。3度めの減額。まったく増税したんだから、むしろ保護費は増やすべきだ。なにが見直しだ。消費税が社会保障の財源なんて、とんでもないうそだ。午まえに外出。駅看板のニュースで「保護費、不正受給4億円」とあったが、全体の実数をあえて書いてない、そこから算出すれば大した数字ではないのを隠したところから、ただの受給者憎しの煽り記事だってことがわかる。くそ、おれは報われない。ろくに仕事にありつけないばかりか、精神疾患までありやがる。神は愚かだ。交差点まえの歩道で老人が「おい! おい!」と叫んでいた。どうやら見えないものが見えるらしい。公共料金を払い、偏陸氏への郵便を送ってから労災を払い、散髪。無印で靴下を買う。コーヨーでアルペンザルツ2本、オアシスで豚バラ・ブロック、それから業務スーパーで、15日ぶんの鯖缶と粉末パスタソース、レモン果汁、舞茸などを買う。さらにあと15日分の食料が要る。まあ、¥4,000以内で片づけよう。アパートの近くでいつもの猫を見た。撫でる。猫の眼は右眼が黄色で、左眼が灰がかった青だった。オッドアイなのか、眼がわるいだけなのか。
 帰ってデータをSSDにコピー、6月に買ったPCに移管。さまざまなソフトを入れ、設定を弄くる。そしてプリンタをインストールしようとしたところでエラーになった。それから落札した、office2019を入れようと、ライセンスの認証をどうにかしようとしてるところにアカウントの設定に問題が発生。ホットメールのアカウントが管理者になってしまい、パスワードもわからないと来る。メールの変更を試みるも悉く失敗。いつのまにか、管理者制限でなにもプログラムを実行できなくなってしまった。焦りながら、いろいろやりくりしたものの、だめだった。けっきょく販売先に修理相談を送って終わりにした。せっかくブルーレイを愉しめるとおもったが、そうもいかない。高い金を払って治してもたうしかないだろう。とにかくアカウントの問題をクリアにしてもらわなきゃならない。だが近場に段ボールをバラで売ってる店がない。ハンズは閉店したし、センタープラザの店は10枚からしかない。困った。気づくと、もう8時だった。豚バラを調理したが失敗。塩まみれにしてしまう。ひどい味だった。古いPCにもどして、これを書いてる。淋しいけど、安心もしてる。タコシェに電話できなかった。もはや9時を過ぎた。やれることがなにもない。いったい、なんのために徒労を重ねるのか。PCはヤマトの「パソコン宅急便」の100サイズを利用することにした。送料・返送料・修理費でいったい、幾らになるのか。ぞっとするおもいだ。日本の古本屋でユアグローの「真夜中のギャングたち」を注文。ハントケの「不安」は図書館で予約した。ICHIROの本はいま急ぐものじゃない。あしたは石川淳の本でも注文しようかとおもう。きょうは早く眠るとしよう、ろくな気分じゃない。不安でいっぱいだ。23時、薬を嚥む。

10/02

 7時11分に起きる。寝足りない。それに時間も早すぎる。でも、けっきょくは朝餉の支度。PCを立ちあげる。Amazon石川淳2冊と「ポイント・ブランク」のサントラを注文した。朝餉を喰って、しばらく時間を潰してみたが寝る。11時に起きる。pcを買った店からメール、"初期化しなければならない"という。ドスパラに費用を尋ねると、¥14,000だという。Used pcにも返信をした。口座を見る。¥38,000しかない。きのうの注文がきょうになって引き落としになってる。DVD「毒婦」だった。7の機体で、officeのインストールを試みるも重すぎて断念。open officeで代用できないか、調べる。それとはちがうフリーのofficeでexcelとの互換性の記述を発見。libereo officeだ。もっと早く、この可能性に気づくべきだった。無茶をやらかしておれは自爆しただけだった。
 メールの返信がいっこうに返って来ない。電話しても埒もない。むこうの電話の具合がわるく、音声が通じないことが固定電話でも、携帯でも確認される。担当者がいつ帰って来るのかもわからない。なぜ、こんなところで買ってしまったのか。郵便受けに包装材が届いてたから作品を入れてった。とりあえず、歌集と詩集を売ることだ。終わって、lilmagにメールが届いてるのか確認のリプライを送った。先月の28日以来、返事が来ない。送信履歴は残ってるから届いてないということはないはずだ。これで無視でもされたら、どうしようか。もう16時も半ばになったが、Used pcからの返事はなし。きょうは来ないのかも知れない。けっきょくのところ、バスドラにいくしかないのかも。でも、金に余裕がない。そもそも急ぎの用件ではない。ただ痼りのように気にかかってやまないということだ。重要なデータはSSDにコピーしておいた。しばらくあいだ、更新するファイルといえば、家計簿とこの日記しかない。淋しさからか、森先生に電話したかったが我慢する。できることは待つことだ。5時過ぎてようやく返信が来る。送料・代引き手数料に作業料¥4,000だ。けっきょくはそいつに承服するしかなかった。ヤマト運輸に手続きをとり、外出。ダイエーウィルキンソンを買う。the beatlesの"Eleanor Rigby"がかかってた。金を¥5,000降ろして、送り状と、故障内容の詳細を印刷。帰った。今度は"Hollo, good bye"がかかってた。郵便受けに不在票。表には猫を撫でる男。地域猫なのだろう。だれが餌をやってるのか?
 再配達依頼をする。送り状にネットで記入し忘れた、品名・型番を書く。段ボールと緩衝材が届く。あした、タコシェに電話するとするか。鯖缶を喰い、湯浴みをし、それから燕麦を喰う。きのうからずっとニック・ケイヴを聴いてる。近年の作品はまったく好きになれないが、昔のものはいい。そういえば昼間、ギターで即興的に曲をつくった。歌も歌詞も完璧だったが、録音しとけばよかったな。ただ甘いラブソングだったのが、いけ好かないが。金の勘定をする。夜になって衝動的に買いものをしてしまう傾向があるから、今月からは夜はなにも買わないことにしてる。朝になって残金に悩むのは避けたい。きょうは朝寝をしてしまったから、2時くらいまで起きてることにした。それにしてもなにもやる気が起きない。

10/03

 8時28分に起きる。朝餉にかかる。また朝寝をしてしまいそうだ。ファウルを聴きながら朝餉を喰う。それからギターで曲作り、いいコード進行ができるが忘れてしまう。まえに書いた曲をリハ録音。どうもだせる音の幅が狭すぎる。知識も技術も足りない。ふと堀内幹の音楽が気になる。まえにCD-Rを所望したが、メールに返事がなかった。もう音楽はやってないのかも知れない。facebookを9月に更新してるから、DMを送った。これでだめなら、tweetにリプライするしかない。13時を過ぎたがヤマトの集荷が訪れない。気を揉む。nick cave & the bad seedsは最初の3枚だけでいいとおもった。
 あまりに遅いのでまたブンゴクなんか見てしまった。字面からしてまったく美質のない作品で溢れてた。イカイカのくそやろうがまた投稿してた。やつのルールに則って変名でコメントした。それをブログにも書いた。いろいろと文章をつけたしてると、呼び鈴。ヤマト運輸だった。だが集荷ではなく、配達だった。訊くと、以前の住居に不在票を入れたという。そんなはずはとおもった。ヤマトメンバーズで確かめると、依頼主は現住所だが、登録住所はまえの場所だった。なんてことだ。けっきょく本日の集荷はなしになった。でも、考えてみればおかしなことだ。文学フリマのときにはちゃんと、集荷が来たというのに。でも、あれは事前の電話で解決してたのか。届いたのは発注してた名刺だった。100枚とサンプル15枚だ。むなしさだけがつよく胸を打った。なけなしの心を打ち砕かれ、花束が色を失ったような気分だ。ヤマトはもういちど来る予定。そっちはAmazonの商品だ。電気料金の支払書が来た。ほぼ¥9,000だ。キツい額だが早めに来てくれてよかった。いまなら払える。16時半ばになってようやく荷物が来る。フジッリにMTCオイル、そして「毒婦」のDVDだ。いまは観る気がしない。シュリンクもそのままに棚にしまった。いまはエロスに浸る気分じゃない。なんだか、疲れてきた。そろそろ横になって本を読んだほうがいいのかも。
 それでもけっきょく、「文学極道」なんかにコメントを投稿してしまった。「crap up」という変名で、「なまえをたべたなまえ」宛にだ。時間と労力を無意味にかけてだ。だいぶ足回りのいい文章が書けてきたとはおもう。だけれど、けっきょくはくだらないやつに搦まれて、お高くとまった返信をもらったくらだ。知力の浪費、そして余剰精神の発露。「ぽんた」という、なまえも作品も知らないやつが、捨てアカだの、引用がどうだの、戯言を抜かすのでいってやる。やつのなまえも所詮はペルソナだということ、そして引用という行為を非難される謂われはないとを、おれ流の言い回しでいった。じぶんのなまえだって明かした。最期に《他人を批判するまえに、じぶんの両手を見るがいい》と綴った。これ以上、このサイトにいるのは馬鹿げてる。引用などあたりまえの行為だ。歌を口遊むように思想ですら口遊めなければ血肉の通ったものにはならないだろう。つまるところ、やつには引用しか、おれを非難する根拠がなかったんだ。でも、やつのコメントにはなんの論拠もなかった。ただ「おれは神を信じてる、なのにおまえは神を信じない」ぐらいのものいい掛かりでしかない。そもそも、どうして自己肯定の強い人間ばかりが、こうものさばってるんだとおもう。まあ、おれの育った環境じゃあ、他人の影響に弱くなるのも無理はないが。必要以上に自己を信じて、疑うことも軽蔑することも知らない人間が多すぎる。やはり書く人間はその作品より、当人のほうがろくでもないということらしい。けっきょく、アプリを使ってブロック・リストに叩き込んだ。もう見ることもない。
 おれは焦りすぎた。なにもかも切羽詰まってやらかしてしまう。PCといい、集荷といい、ブンゴクといい、慌てて、先走って、ろくでもない結果を見ることになる。落ち着くことだ。脊髄反射的に動くのを戒めよう。おれは愚かで無知だ。でも、それを自覚できるほどには他人よりマシかも知れない。とにかく、きょうは打ち切ってしまったほうがよい。森先生のいう通り、ネットで発信することなんかなにもないし、そんなくだらないことを作家がやるべきではないということをおもい知った。わざわざ金と時間と労力を遣って、不愉快になる義務などない。おれの義務は幸福になることだ。
 
   *

 呼び鈴が鳴った。でてみると昼間の配達員だった。段ボールが注文されてないといわれてしまう。PCを見せて、専用の箱を用意してもらうことになった。まったく集荷のページに箱を注文するページもボタンもなかったのに。なんてことだ。まったく、気が遠くなる。時間の空費。9時20分を過ぎた。横になることにした。本を読む。高田ゲンキ「フリーランスの教科書」、「ヤクザと芸能界」。「執筆過程の生理学」を読んでる途中に眠ることにした。

10/04

 8時半に起きる。朝餉。詩の朗読イベントについて検索、大阪で一件あるだけだった。ライブハウスも見る。「チキン・ジョージ」が出演者を募集していた。「太陽と虎」もだ。メモする。「東京荒野」の湯原氏の助言に返信。とりあえずは、タコシェとBOOTHに委託販売、来月からライブだ。あたらしいデモ音源集がいる。今月はバルクを発注する予算がない。とりあえず、チキンには去年のCD-Rを送っておくとするか。きょうはなにも趣味のものを買わない。集荷も日曜日も終わってからだ。とりあえず、ふたつのストックフォトに登録、ほかは登録できなかった。きのうの出来事について散文を書こうともおもったものの、腹いせ程度のものしか望めず、諦める。繰り返すが、わざわざ不愉快になるためにネットを見てるわけじゃないし、なにか簡潔な論考を産みだせるほどのネタでもない。多くの詩書きは非才・無才のばかやろうたちで、口が達者なだけが取り柄の馬鹿犬だ。吼えることと、糞をすること以外はやれることがないと来る。あの件についておれはまちがったことは書いてないし、またまちがった態度もとってはいない。みんながみな他人がじぶんの思いどおりにならないからといって駄々を捏ねてるだけだ。岩城春雄もぼんたも滑稽の極みだった。まあ、おれ自身に迷いがあるのも痛々しいほどにわかったが。Twitterを見た。イカイカのやつがおれのリツイートリツイートしてた。甘利明の発言についてのツイートだ。それしてやつのタイムラインを見ると、おれのなまえがでてきた。《ブンゴクで中田と話してひさびさに聴いたけど、やっぱ最強だよなこれ。》といって、The beatles"Revolution 9" を挙げててた。なるほど、そういった趣味か。HIPHOPよりは断然いい。Amazonで垢すりスポンジと、ゴムの耳かきを買った。
 午になってPCの集荷が来た。おれは大事なことを忘れてしまってた。故障内容の詳細を印刷した紙だった。慌てて、電話をしたが、もう発送のあとだった。なんで注意力がないのか。ADHDだ。諦めてメールで詳細を送り、手紙でも送ることにした。夕方になってまたブンゴクを見てしまった。岩城春雄を無視することは馴れたが、ぽんたというやつには馴れてなかった。丁寧語を嫌みたらしく使ってオチをつけた。どうせ、やつはやり返すだろうが、もういいや。なんとでもいえばいい。あとは歴史が判断するさ。ふたたびサイトをブロックして、BOOTHへの手続きを済ませ、同梱する書類をUSBに入れ、本を包装して外出。図書館でハントケ「不安」を借り、ダイソーへ。シールと納品書を買う。セブンイレブンで印刷。髭面の白人がマスクもせずに歩いてる、おれもおなじだ。業務スーパーへ。残りの食料を買う。それでも追加のオリーブ油や、味噌汁は後日にすることにした。帰る。2匹の猫が路上にいた。いっぽうは人間に馴れてないようだ。ポイント・ブランクのサントラと、ユアグロー「真夜中のギャングたち」が届いてる。印刷した商品情報を本に貼りつけ、委託販売の情報を同梱する。箱はAmazonのを使った。そして本来使うはずだった小さい段ボールを手で裂いて、緩衝材の代わりにした。だが送り先を印刷した紙がなくなってる。仕方なく、メールから手書きでメモした。左手がつらい。そしてコンビニで発払い¥1400を払った。金が減っていく。宛先が少しはみ出してしまったのが気になる。幾らなんでも長すぎた。それからタコシェに電話して委託販売の相談、けっきょく本の情報とブログのリンクを送った。帰ってやっと一息。湯浴みをして、燕麦を喰う。いちいち挙動が覚束ない。要領がわるく、むだな動きが多い。CDを聴いた。家計簿をつけた。あしたは支援センターの担当者が来る。昼頃にだ。それまでぷららへの電話、電気の支払いと郵便、オリーブ油と味噌汁を買い、帰る。夕方にはヤマトの配達だ。スポンジと、耳かきが届く。
 ここまで書いてもう21時20分だ。きょうは東映特撮動画でも観て、時間を過ごすとしよう。なにも書くことはないし、なにも焦る必要はない。

10/05

 写真集とチャップブック詩集をオンデマンドのみの先行販売した。じぶんを慰めようとおもったが、その気力がない。腹も減った。零時半を過ぎて眠ることに決めた。二度寝して8時40分に起きる。それでも眠い。10時までに支度をして外出する。まずは三宮へ。ATMで金を降ろす。それから電気の支払い、郵便、ATMで残金を預け、業務スーパーへ。2日ぶんの食料を買って帰る。湯浴みして、家計簿をつける。BOOTHの発送と、PCの発送と修理で大部分が喪われた。さらにPCの返送、修理代、タコシェへの発送で喪われる。
 「花」という散文詩を書いた。正直、最近ずっと小説を書いていたから行分けの詩の感覚を喪ってしまった。なんとか完成させて、ブログに保存した。それから先行販売の告知を投稿した。詩はまだいい。used-pcに連絡。どうやらメールは読んでないらしい。詳細を追加で送った、メールでも送ったといった。なんだか反応鈍い。ほんとうに大丈夫なのかが疑わしくなる。不安だ。石川淳が2冊届いた。プロテインも届いた。だんだんと眠くなってきた。もう15時近い。15時も半ばになって、横になる。ヤマトの配達が来る。クロネコメンバーズ登録完了の報せだった。たかが登録の住所を変更したくらいで大げさにおもう。横になる。支援センターの担当者が訪れる。生活状況のヒアリング。それから2時間ほど眠った。17時半。燕麦を喰う。 詩のイメージはある。「道路情報」という詩だ。バーキング・ドッグの写真集と、バラードの「クラッシュ」を掛け合わせたような散文詩にしたい。地上と上空との対話的な作品に仕上げたい。
 などとおもったものの、ろくでもない出来になってしまった。きょうはブログに告知だけ。詩はあした以降でいいが、まちがってもブンゴクにはださないこと。豚のケツにドタマを突っ込むようなものだ。製本直送から発送の連絡。森先生に届いて、尚且つ葉書が届いたら電話しよう。森崎偏陸氏の郵便も、もう届いてるはずだが、リアクションがない。タコシェからも反応なし。ごみをだした。
 本を読むはずが、ノートの日記の入力を始めてしまった。けっきょく日付が変わり、2時を過ぎてしまった。まったくばからしい情動に突きまわされてしまった。

10/06

 鯖缶をひとつ喰った。けっきょくノート2冊分をやってあきらめた。やはり他人がおれの死後にやればいいことだと悟った。うしろむいても切りがない。床に就いた。7時15分に目醒めたが、二度寝して9時38分に起きる。朝餉の支度。喰う。メールを捌く。なんのかんのでブンゴクを見る。もうポンスケは反応しなかった。これで善し。午になった。短歌を4首のみつくる。森先生への作品は、配達完了した。あとは反応を待つだけだ。少し午睡をした。14時半に起きる。やはり座椅子を使うことにした。
 タコシェに電話したものの、繋がらず、時間潰しに英詩をdeepl翻訳を使って書く。そしてメロディをつけて弾き語る。発音がまったくだめ。再度、タコシェに電話。なんだか要領が得ない。作品を扱うかどうかというところまで話が進まなかった。あまり積極的でない姿勢が窺えた。BOOTHのほうの商品到着の連絡が来た。売れればいいが、プロモーションの仕方がわからない。
 19時代にツイキャスをすると告知したものの、放送ができない。けっきょくアドブロックのせいだとおわかる。だれも聴かないなかで本の宣伝をする、朗読をする、写真について語る。最高で9人が聴く。田中修子さんがコメントを書き込む。30分なんとか保った。つぎは第2部を23時からやる。東映特撮動画を観る。森恵が主演してる玩具の説明ビデオも見る。たぶんDVDには入ってないだろう。ほとんどかの女のPVのようだった。それからツイキャスをやった。最高で9人が聴いた。金に繋がればいいが。疲労で、手淫をする気にもなれず、薬を嚥む。

10/07

 二度寝をして8時40分に起きる。疲れがとれない。indeedで面接を決める。「安西工業株式会社」の発掘現場作業だ。中之島2-1付近、中之島交差点あたりで金曜10時30分。履歴書あり。チャージが心配だが、携帯の番号を教える。眠たくなってしまい、少し横になる。Amazonからの荷物。スポンジと耳かき。湯浴み。スポンジを験すが、あまり効果が感じられない。一旦からだをぬぐう。乾きかけたからだから垢がでる。もうちどスポンジでからだを擦った。それから洗い流して終わり。髭を剃った。中井久夫の本を読む。震災を通して神戸の街と神戸人を考察してる。なかなか興味深い。郵便受けに木崎さと子「裸足」が入ってた。さわりを読んだが、これといって刺激になるような本じゃない。図書館で済ませるべきだった。またしても愚かな買いものをした。
 支度する。英詩をつづきを書く。それから2時15分に外出。ウィルキンソンを買って列車に乗った。早すぎた。説明会を受ける。リーダー格の人間は青いジャケットにニット・タイ、尖った革靴に茶髪、とても胡散臭い。ほかの男も尖った靴を穿いて、廊下に零れた消毒液をしきりに靴で払っていた。品のない仕草だ。煩雑な仕事のわりに賃金は少なかった。負担が多い。発掘現場の仕事がよかったら、そっちでずっとやったほうがいいとおもう。新神戸に帰って、ローソンでプリント。あさっての履歴書、収入の明細。¥980残る。帰って英詩を完成させる。腹が減った。プロテインを呑んだ。詩をブログに投稿した。なんとか、森先生に電話したい欲求を抑えた。金曜日に電話しようとおもってる。
 19時半からしばし本を読む。だが眠くって20時5分まで眠った。まったく本が読めない。フォニックスハントケの「不安」、やはり買ったほうがいいとおもった。CDつきの発音教材を買ったほうがいい。しばらくして気乗りはしなかったが、「毒婦 プワゾン・ボディ」を観る。ヌキどころは正直なかった。想い出補正がかかっていたのかも知れない。それにレアものだったということもあって買ってしまったのだが、好いところはパッケージだけだった。内容は他愛もない。なにかエロ動画を買おうとおもったが、もう夜だからやめた。facebookを見る。堀内幹から返信。CDの在庫はないとのこと。かれはすっかり音楽からは遠ざかってしまってるようで、再発はむつかしいだろう。一応「ご一報お願い致します」と返しておいたが。 

10/08

 けっきょくきょうも遅くまで起きてる。1時過ぎて薬を嚥む。何度も寝直して10時まえに起きる。眠りすぎた。朝餉を喰った。掃除をかるくやった。11時になって森先生へ電話したが電源が切ってあった。しかたなくデモの録音の準備、「うまくやりおおせればいい」の間奏のコードを決める。録音に入ったものの、まちがいばかり。さらに6弦が切れてしまった。換えがなく、島村楽器に買いにいく。カスタム・ライトではなく、ライトを買う。図書館で津島佑子の「電気馬」を借りる。この本も、とうにプレミアがついてしまった。帰って弦の交換。うまくいかず、なんどもやり直す。いざ鳴らしてみたものの4弦にノイズがある。それに音が大きくなったが、望む音色ではない。カポを2Fにつけると、抵抗が大きくて弾きづらい。
 森先生へ電話。叱咤激励される。いちばんに《短歌がいい》といわれ、写真や絵は短歌を添えるとよくなるといわれた。散文については《才気走り過ぎてる。読者をおきざりにしてる。読まれようとしてる。わかってくれるだろうという甘えがある》といわれる。《もっと絶望しろよ。絵や音楽のように散文を書いてる、そうではなく、散文はとにかく説明だ。主人公が何者なのかもわからないうちに話が始まってメチャラメをやってトッポイ終わり方をするのはだめだ》、《猫かぶりとはフィルターをかけろという意味であって、本心を隠せとということではない》、《相手の考えを忖度する、批評する態度がない》、《読み手に期待するな》、《義務教育終えた程度の人間にもわかるように》、《あくまでじぶんのために書くこと》などと評される。鴎外や漱石を読んでないのを指摘される。鴎外は「説明だけでもおもしろい」という。図書館に予約を入れる。支援センターの人間が来てしまったが、でられない。先生はヒートアップしてる。センターの人間が呼び鈴をなんどか押し、そして入って来る。気まずいなかで話す。《くだらないやつとはつきあうな》、《ブログなんかやるな》といわれる。たしかに考えを深めないまま書いてることが多すぎる。そしてくだらないやつらに影響を受けすぎだった。図書館で鴎外と漱石を予約した。
 正直、ショックが大きかった。気分がわるくなって、17時過ぎて横になった。眠った。なんともひどい夢だ。8時40分に起きた。《子供が悩むからおもしろいであって、大人が悩むのなんかあたりまえなんだよ》、《だから大人の小説は読まないんだ》、《短歌のように書けといったのは、短歌の目線で書けという意味で短歌や詩のように相手の想像にまかせてという意味ではない》、いろんなことばが頭のなかで駈けめぐった。《モノローグでいいんだ》ともいわれた。もっと目線を下げて、短歌のように微妙な色彩を以て、じぶんを語ることなのかとおもった。「少年時代の画集」を流し読む。1ページ14行。1篇12ページほど。おれも童話をと書いてみるが、3ページぐらいでネタ切れ。抽斗がなさ過ぎる。

 荒木さんから本の注文。いまは自前の在庫がないということ、オンデマンドでの先行販売だということを伝える。きのうにつづいて手淫する。小説はとりあえず鴎外を読んでからにしよう。

10/09

 朝、どうしても起きられない。きのうの先生の言葉が悩ませる。「安西工業株式会社」から電話、颱風のために面接は延期になった。意地になって眠った。14時に起きた。遅い朝餉。メールを見る。製本直送を通じて荒木さんが注文したのがわかった。図書館から入荷の報せ。ウィルオブから深江の仕事の案内。もし「安西」がだめなら、ここにするか。郵便を見る。ネット料金請求。
 小説はじぶんのために書くこともそうだが、じぶんに気に入ってるものと、先生の気に入るだろうものとは区別して送る必要がある。なんでもかんでも見せればいいわけじゃない。時間の浪費にならないように気を配る必要がある。あまりにもじぶんの読みたいものと、かれの読みたいものではちがってる。そこを見落とさないようにするべきだ。あとは小説についてはメンターがべつに必要だ。ロバート・マッキーの本でも買うしかない。15時から18時半まで眠った。きょうはどうかしてる。小説についてなにをどうするべきなのか、わからない。索漠のなかにいるような感じ。もどることも進むこともできない。ただ、いまは闇雲にアウトプットするべきではない。インプットに徹するべきだ。じぶんをなだめすかすのがむつかしい。きょうはもう疲れた。眠りたいが、きのうの11時からずっと寝てばかりいる。どうしようもない。焦りと、不安とでむちゃくちゃになってしまう。とりあえず、溜まった本と映画に費やしてしまわないといけない。だが、きょうはなにもできそうにない。早くに眠ってしまうだけだ。
 それでも映画を観ようとしたが、断念。薬を嚥む。まだ21時過ぎだが、眠ることにした。恢復したら、1日いっぽん映画を観て、1冊は本を読む、そんな生活がしたい。

10/10

 12時に起きる。おれは甘ったれてる。自律できてない。あしたからまた7時起きだ。晴天、光りが降って来る。その光りも、おれが飯を済ませて、外出を考えるころには翳ってしまい、雲が覆っていた。13時26分の地下鉄で三宮へ。ジュンク堂で「ロサンゼルスへの道」を立ち読む。なかなかいい。仕事を始めては辞めるのを繰り返ししてる主人公がいる。おれにも憶えがあった。リョサ「若い小説家に宛てた手紙」もよさそうだ。島村楽器で迷った挙げ句、カスタムの弦を買った。合うのかどうかわからない。
 帰って「ロサンゼルスへの道」を注文。リョサは借りることにする。それから弦をカスタムに換えてみたものの、音の響きがわるい。高音が弱い。指で弾いてみると、高音は抵抗があり過ぎる。弦が硬い。弾きづらい。けっきょくダダリオのエクストラ・ライトを注文。まったく金をどぶに叩き込むようなことだった。あさっての面接に受かればいいが、そうでなけりゃ、ウィルオブの仕事、それもだめなら玩具の検品にいくしかない。交通費がかかるから、できれば避けたいものだが。
 9時になって薬を嚥む。床に就いた。できることはなにもなかった。

10/11

 眠り過ぎる。どうにか9時15分に起きる。鍋を洗って朝餉。喰いながらメールを確かめる。Amazonから2件。図書館から2件。あとはどうでもいい。午になって雲行きがあやしくなる。外出。図書館へ。漱石町田康がとどく。鴎外はない。帰る。「ロサンゼルスへの道」が届く。時間の空費。facebookを通じてアクターズ・プロモーションのオーディション商法についての問い合わせがあった。8月のものだ。どうしてfacebookからメッセージを送るのか、メールならすぐに対応できたのに。面談なんか交通費の無駄でしかない。
 それからずっと時間の空費。動画を観て過ごす。「ライブマン」も終盤。夕方、ダダレオの弦が届く。9時から映画。「ラッキー」と「ヨーロッパ横断特急」、「365日のシンプルライフ」を観る。もう23時22分。薬を嚥み、眠るだけだ。あしたは本に費やそう。

10/12

 7時に起きた。朝餉。弦を交換する。8時40分から9時半まで眠った。外出。マスクがなく、もどる。ふたたびでる。45分の列車で三宮。そこから10時15分には中央市場へ。イオンでウィルキンソンを買う。3円安い。半になって合流。現場を見、話を聴く。装備代にかかりそうだ。書類の提出を求められたが、おれは国保に入ってない。けっきょく、これはやめる。靴が汚れてしまった。いちど駅の便所で洗うも汚れが落ちない。帰ってほかの求人を見る。靴を洗う。JOBSは源泉徴収の資料がいるからだめ。ウィルオブに応募して、湿った蒲団を干して、午睡。15時まえに起きて電話。水曜日か、金曜日までに選考するという。電話があれば通ったということだ。靴に革靴用の蜜蝋を塗った。そして布巾で撫で、一応見られるようにした。ギターを弾く。左手の引き攣りでまともに弾けない。相も変わらず、カッティングしながら歌えない。しばらく静養するしかないのか。このまえ録音したときにはなんともなかったのだが。
 気づくと16時20分、医者を忘れてた。外出。診察、薬局のテレビではじめて「ホラン千秋」を見た。その字面からお笑い芸人だとおもっていたのだが、どうやら女性アナウンサーでもあるらしいのがわかった。わかったんだ。電話が鳴った。とると無音。切った。それからまた鳴った。取ってみればused-pcだった。異常なしの報せ。どうやら詳細を読んでないらしい。けっきょく口頭で説明する。ばからしい。1週間もかかった結果がこれか。どれだけ、抜けてるのか。時間の空費。ギターが弾けないのは辛い事実だ。まあ、きょうは本を読むしかない。けれどもけっきょく時間を喪いつづけた。

10/13

 6時半に目醒めたものの、二度寝、9時15分に起きる。乾した蒲団はまだ湿ってる。これは棄てるしかない。朝餉。喰って横になる。朝寝、昼寝で14時42分。これじゃあ、せっかくつくった時間もむだでしかない。けっきょくあとは時間の空費。左手の引き攣りはましになった。夕方になって電話。あした、11時に摂津本山駅、そこから職場見学と、葡萄球菌の検査があるという。清潔な格好といわれたものの、仕事が決まったわけでもないのに髭を剃るのは癪で、みじかく剪っただけにする。それで落とされたらとおもうと不安だが致し方ない。10時26分で三宮へ。10時34分で摂津本山へ。15分まえに到着。
 夜はずっと本を読む。ファンテ「ロサンゼルスへの道」読了。町田康は正直ためにならないとおもってやめた。23時になる。あとは寝るまでの時間潰し。cat powerを聴く。夏目漱石「倫敦塔」を流し読む。それから「悪の哲学ノート」に眼を向けた。けっきょく髭は剃ってしまった。不安なのは週払いの申請方法で、またアプリやらネットやらといわれたら、どうしようもない。

10/14

 零時過ぎて眠ることにした。腹も減ってきた。8時45分に起きた。朝餉。きょうはジェノベーゼにした。「月面賛歌」を聴きながら喰った。それからプロテインを呑み、詩を書く。「永遠を頭上へ」。もっと生々しい詩が書きたいのに、これじゃあだめだ。
 時間になって外出。マスクを忘れてしまう。時間がない。そのまま地下鉄へ。金を降ろしてJRへ。それから摂津本山へ。結論からいえば面接は失敗だった。相手が求めてるのは長期で働けるやつだ。環境もよろしくない。帰って1件だけあたらしい仕事を探すことにした。図書館で鴎外の「山椒大夫高瀬舟」と鈴木智彦「ヤクザときどきピアノ」を借りた。帰って湯浴みした。cat powerを聴く。4つほど、求人に応募。そのなかで淡路島のリゾートバイトについて詳しくつめる。ほかにも阪神物流センターのハム工場での仕事とか。でも前者は年末年始を淡路島で過ごすことになりそうだし、後者は11月16日以降の仕事だ。そもそも1ヶ月以上、室を留守にできるのかという問題がある。眠剤もいるし、図書館の予約もある、観たい動画もある。進むわけにももどるわけにもいかない。年末年始限定という条件でもつけるか。面接済みのところへ辞退の連絡を入れる。
 食料を見る。鯖缶が8缶足りない。外出。業務スーパーへ。でも、安い水煮がない。高いほうの水煮をふたつも買った。あきらめがつかなかったからだ。なんとも始末がわるい。帰って、汗を拭いた。家計簿をつける。あした、残りの鯖缶を買ったとして7千残る。これでどうやって過ごすかだ。夕餉を喰って時間の空費。james chanceを聴く。「ヤクザときどきピアノ」読了。「悪の哲学ノート」に進む。51ページまで読む。疲れる本だ。鴎外を手に取る。わるくなさそうだった。23時もちかいのと、空腹で本はやめる。気の抜けた手淫をして終わり。薬を嚥む。きょうはブログのアクセス数が多かったが、いったいどこからアクセスされてるのかがわからなかった。bloggerのように1日のアクセス解析が詳しくない。まあ、どうだっていい。

10/15

 三度寝して8時48分に起きる。ひどい気分だ。眠りに就くまでに考えたことだが、いまの保護費では到底やってけない。8万と幾ら以内で、食費とインフラ、それに生活用品と活動費を捻出するのはむりだ。今月も電気料金の引き落としと、ネット料金の支払に間に合わない。来月の頭になってしまう。貯金すらできない。
 10時まえに業務スーパーへいったものの、水煮の入荷なし。予定も未定。つぎは土日にいくか。とにかく疲れた。まったくの徒労を味わった。帰って11時からしばらく午睡した。リゾートバイトからの電話面接。けっきょくは相手に期待を持たせて辞退するというやり方をすることにした。なぜって? 電話口で断るのが気恥ずかしいからだ。それからホットロードという会社のハム工場の仕事について確定したかどうかの確認のメールを送った。淡路島の案件はあまりに持ちものが多すぎる。それにネットカフェもちかくにない。これではどうにもならないからだ。図書館からメール。でも、きょうはもう動きたくない。つぎは土日だ。阪神物流センターは確定したのかがわからない。問い合わせのメールを送ったが返信はない。タコシェもあいかわらず、音沙汰なし。どうしたものやら。ブログ、読者ひとり増える。作品が売れるといいが、いまのところできることはない。本をいくつか読んだ。ハントケはやはり買ったほうがいい。津島佑子は以前のように惹かれなかった。「悪の哲学ノート」はやはりむつかしい。鴎外はおもったよりもわかりやすい。斎藤史は読みづらかった。音の響きがよくない。あとは味噌汁を飲み、時間の空費。

10/16

 半を過ぎて床に就く。7時22分起きる。朝餉にかかる。喰ってすぐに眠ってしまう。ハム工場の件で電話。月曜日に三宮、ミント神戸まえで面接とのこと。当日、午前中に電話するといってた。11時46分まで眠り、さらに15時12分まで眠った。どうしてこんなにも眠いのか。時間の空費。「海」のデモを録音、没にする。夕餉。物足りずにダイエーにいく。豚肉のこまぎれと、鯖缶3つを買う。帰って肉を焼いた。喰ってプロテインを呑む。きょうはなにもしてない。音楽をずっと聴く。短歌をつくる。歌篇に仕立てあげる。けっきょく動画なんか観てるうちに日付が変わった。

10/17

 2時半過ぎても起きてた。なにも前進してない夜。ようやく薬を嚥む。9時16分に目醒める。朝餉を喰う。昨日買った鯖缶は中身が少ない。失敗だ。やはり業務スーパーで買うべきだ。また眠る。14時9分に起きる。そとにでて、郵便を見る。寒い。秋霖ってやつか。夜からずっと雨が降ってる。来月ジャケットを買いたいが、金があるかどうか。まったく貧すればってやつだ。noteに詩を、ブログに短歌を投稿。雨がつづくのできょうは外出しない。あした鯖缶を求めてでよう。図書館にもいこう。
 17時を過ぎて雨がやんだ。セーターとウエスタン・シャツを着て、業務スーパーへ。鯖缶を4つ買った。図書館で「反省させると犯罪者になります」という新書と、「ヘミングウェイで学ぶ英文法」を受取。帰る。食料を数える。フジッリが5日分足りなかった。あした買いにいくか。けっきょくうたた寝をして23時に薬を嚥む。そして眠った。

10/18

 7時半に起きる。喰ってまたしても眠ってしまう。12時まえに起きたが、さらに眠って14時46分に起きる。外出。フジッリ燕麦を買った。帰って汗を拭い、また音楽を聴きながらうたた寝。18時過ぎて豚肉を買いにいく。帰って喰う。これで残金¥5000と少し。きょうはなにもしてない。eBayでlagのガットギターを見つける。だが送料が表示されてない。¥4000ぐらいか。「バナナな日」という掌篇を書く。日付が変わった。

10/19

 手淫に及び、これを為す。1時半に床に就く。9時まで眠った。朝餉。寝転んで電話を待つ。電話を受けて、13時まで眠った。15分の列車に乗った。あたらしく買ったシャツはキツすぎる。まだ痩せる必要がある。面接はうまく進んだ。毎朝8時10に駅前のロータリーでバスに乗り、阪神流通センターだ。7時間労働。役所にいって収入申告。帰って少し眠る。夕方、ギターの練習。「1984年のピープ・ショウ」の間奏のコードがわからない。頻繁に弾かないと忘れてしまう。「バナナな日」加筆。夜、USED-PCから電話。手持ちの金でぎりぎり払える修理費&送料。あしたの発送を依頼。
 映画「ガルヴェストン」を観る。観たかった映画だったが、実際がっかりな出来。たやすく主演のエル・ファニングは殺されてしまう。いきなり20年も時間が飛んでしまう。凡作だ。つづけて「ミスミソウ」を観る。救いのない、スプラッタ映画だった。あまりの陳腐な殺戮描写に笑ってしまった。気分直しにhappy mondays を聴く。
 
10/20

 気づくと1時20分だった。2時過ぎて床に就いた。11時に起きる。朝餉。食料を数える。一食足りないのに気づく。必要なのはフジッリ鯖缶、あとは卵か。「バナナな日」投稿。「文学極道」に宣伝のために投稿。もはやだれかに読まれることに期待なんかない。13時なって外出。金を全額降ろし、図書館へ。3冊受取。「熊の皮」、「小川洋子と読む内田百閒アンソロジー」、「女性のいない民主主義」。帰って湯浴み。食料はあとでもいい。14時半から16時半まで眠る。映画「ミラノカリブロ9」を観る。凡作。「文学極道」から削除。やはり嘔いた唾を呑み込むようなマネはいけない。きょうはさっぱり本を読む気持ちになれない。22時がちかい。23時には眠ろうか。45分に薬を嚥む。やれたことはほとんどない。あしたPCが届いたら、またデータ移管だ。そして設定を大きく変更しなければ使いものにならない。なんともお粗末で、むだに複雑なwin10。つくづく頭の痛くなる代物だ。データの容量に問題がなかったら、ずっと7を使っていたことだろう。だが、古いモノにしがみつくのもみっともない。けっきょくはまた1からやるということだ。ただしアカウントの設定はいじらないほうがいいようにおもう。

10/21

 9時に起きる。朝餉。11時過ぎてヤマトからPC届く。データ移管。アカウントの問題はクリア。つぎはパーティションでまちがいをやらかす。なんどもやり直す。夕方になって上手くいく。必要なソフトをみな入れて、一旦再起動。しかし、起動できなくなる。けっきょくはPC屋に電話。OSが毀れたらしいとの回答。けっきょくまえのPCにもどした。サイトから修理依頼。2度もおれを虚仮にしやがる。おかげできょう1日が潰れてしまった。あと¥540しかない。まったくどうしたらいいのやら。このまま、又しても有償修理になって¥5000ばかりをボラれるのか。それとも無償なのか。そして幾日かかるのか。まえは4日に発送してこのありさまだった。いったい、なにをやってるのかと訝ってしまう。疲れた。あまりにもばからしい。金があったときに、まっとうな買いものをするべきだった。5-6万ぐらいかけてPCを買うべきだった。なんとも湿気た気分だ。まるでじぶんが世界から切り離されてしまったみたいにおもう。19時過ぎから21時半までうたた寝した。湯浴みして朝餉の支度をする。
23時過ぎて床に就いた。

10/22

 7時半に起きる。朝餉。spotifyが不調。喰って寝る。12時半まで寝る。PC屋からメールに返信。またいちからやる直すのなら返品と告げる。どのソフトが障壁になっているかがわからない以上、使用することはできないからだ。ヤマトの集荷サービスを使って、着払いでPCを送ることにした。16時までに集荷。交通量調査の仕事をべつに見つけて応募。電話する。11月05日の0時半から23時までの長丁場。耐えられるかどうかだ。それにおれはマイナンバー以外の身分証は障碍者手帳しかない。たぶん、だめだろう。2日に確認の電話が要る。夕方に外出。業務スーパーへ。鯖缶燕麦、パスタソースを買う。図書館で大石真の本を借りる。ウィルキンソンを呑む。帰る。時間の空費。22時半になって床に就く。

10/23

 7時まえに起きる。二度寝して8時44分に起きる。朝餉。喰って寝る。14時に起きる。なにもする気が起きない。USED-PCからのメールに返信する。けっきょくまた「4000円払って初期化しろ」という。ふざけるな。おれに落ち度はない。けっきょくべつのPCを探す。HPとDELLでHDDとblue-rayをつけて2万円台のものを見つけた。おなじHPでおかしくなったら厭なので、DELLを考える。だが来月2万はキツい。5日の仕事が終わってからにするか。ギターで「うまくやりおおせればいい」のリハ。うまくいかず。
 時間の空費。金を遣うことばかり考えてしまう。PCにベッドにギターに音楽レッスン。まずは金を貯めなければいけない。来月はプロテインをやめにしようか。詩を書く。またしても「文学極道」に投稿しようとしてやめた。音楽を聴き、23時35分に床に就いた。

10/24

 9時37分、起きる。左足が痛む。通風の薬を嚥む。朝餉。詩をブログとnoteに投稿。11時から午睡。12時45分に一旦起きるも、14時10分までふたたび眠る。どうしようもない気分。歌篇をひとつつくる。夕方までギターを弾く。夕餉を済ます。洗いものもする。郵便がいちまい、ポートスタッフから解散場所の紙が届く。10時間1万の仕事だ。散歩する。そとは寒い。夜はもっと寒かろう。3匹の猫を見た。室にもどって詩を書く。甘ったるい詩だ。仕事にはバーバリーを着ていこう。破けたアウターをとって、インナーだけを着ることにする。2杯めのコーヒーを呑む。
 どうにもおれは好きなことを仕事にしようとして足掻いてるみたいだ。得意を仕事にするべきだと、高田ゲンキ「フリーランスの教科書」にも書いてあった。素直に絵でも習って軟派なイラストでも書いてるほうがよっぽど金になる可能性があるというのに、いまだに音楽だの小説だのいってる。4杯めのコーヒーを呑む。さらに5杯めを呑んだ。それでやめた。21時になった。
 またしても「文学極道」なんか見る。ばからしい。進歩のない作品と、進歩のない人間の集積。なまえを食べたなまえ=イカイカが大凡で「じぶんが餌を投げれば必ずだれかが喰いつく。喰いつく人間ほど飢えてる。だれもおれより上手に踊れない」みたいなことを宣ってた。まともに相手をして来たおれがばかだった。やつは読み手を虫螻ぐらいにしか見てない。やつには技術と犯意はあったが、それ以上は望めないということだ。こういった連中につき合うのも影響されるのもごめんだ。詩は作品そのものよりも書く人間のほうがずっと質がわるいという、ハンクのいったセオリーにおれは立ち返る。山田太郎=一輪車をスルーできるようになったのだから、イカイカと文学極道にもスルーできるようになるべきだ。精神的に離乳する必要がある。過ぎた時間を惜しんでも詮がない。ただいまからをより良くすることはできる。おれはブンゴクをサイトごとブロックした。もっとまえにそうすべきだった。あんな見え透いた自大のことは忘れることにして、graham coxonの音楽を聴く。22時を過ぎた。来年の夏までに10本ぐらいライブをやって、デモ・アルバムでもつくったら音楽を趣味として片づけてしまおう。なにをどうやっても絵と短歌ほどに上手くいくことはない。以上、本日の虚無。

10/25

 日付が変わった。中古のカシオトーンと録音スタジオについて調べる。spotifyのオススメをずっと聴く。そのいくつかをお気に入りに入れた。床に就く。二度寝して7時数分まえに目醒める。またも左足が痛い。薬を嚥む。朝餉。ひまつぶしに英語でtweetする。そのなかでいままで「title」を「tittle」と綴りまちがいしてたことに気づく。慌てて、写真集と詩集を修正した。まったく恥ずかしい。これでは「スペッチ」を笑えない。英語で釈明した。I know can't advance my learning English. 'cause I interesting for English began from 11 years ago, but I was dose't take the grammar book and English word book not. I was only way of English learning is mimicry of English talking for me. For example, I'm leaning language from movies, sketch, and songs. I think from childhood, I was loving Pretend play. English is one of play too yet. I think from childhood, I was loving Pretend play. English is one of play too yet. I can't zeal for learn yet. The wall my inside is tall.
I waiting all to change here.
 季節の変わりめはとにかく気分がおもい。ものを読めないやつに搦まれたりする。でも、おれはなにもいわないことにした。つぎに進むしかない。小説を書きたいが、まずは大石真を読んで、映画いっぽんでも見たあとのほうがいい。夕餉を喰う。燕麦がもうない。あと500gだけ。来週末はフジッリを喰うしかない。大石真「けんじとお花ぎつね」、「魔女の教室」読了。童話はむりだが、絵本なら描けるかも知れないとおもった。岡本茂樹「反省させると犯罪者になります」読了。反省による抑圧ではなく、犯罪の事実とそれを結ぶ育成歴とを洞察し、言語化することによって、更生を図るという本だった。
 音楽を聴く。短歌をつくる。もっと口語的に、ライトヴァースになりたいが、なり切れない。1篇にまとめてブログに保存した。それから手淫に耽るべく、いつもの空想のスイッチを切った。久しぶりに満足のいく房事だった。プロテインを呑んで、眠る準備に入った。そういえばきょうは午睡をしてない。毎日短歌に投稿。

10/26

 半を過ぎて床に就いた。8時33分に目醒める。朝餉。気怠い。きょうは16時に医者だ。カウンセリングも受けたい。ブログとnoteに投稿。毎日短歌に投稿。朝寝をした。11時過ぎまで。ひどい眠りだ。灯りはつけっぱなし。室を暗くして、ふたたび眠る。13時半に起きる。ギターの練習。エレカシをやるも、まったく声がでない、音程が合わせられない。音痴すぎる。そう自覚した。やはり声を矯正しないことにはまえには進めないことがわかった。16時過ぎて外出。医者へ。40分時間潰し。白水社の「青い道をゆく」、「ポーランドのボクサー」が気になる。フィギアの専門誌で仮面ライダーBlackのが載ってたから立ち読んだ。よく出来てる。ただ眼とベルトはクリアパーツで再現して欲しかった。倉田てつをのインタビュー記事もあった。診察を受けて帰る。しまったことに部屋着のTシャツを着たまま、出掛けてしまったてた。汗で濡れたシャツを脱ぐ。湯浴み。外出用のシャツを着た。USED-PCからの連絡は途絶えてしまった。もしあと1週間して連絡が来ないのなら最後通告を送るしかない。 ¥15,000から¥20,000当たりで買い取ってもらうことだ。あるいは兵庫県立消費生活総合センターの介入を求めるべきかも知れない。
 noteでは7人がおれの短歌を読んだ。ブログはふたり。閲覧数は15どまりだ。きょうできることはもうない。動画を観た。ジョン・レノンを聴いてるまにうたた寝。起きて薬を嚥む。23時だ。

10/27

 二度寝して8時50分に起きる。ひどい目醒め。夢のなかで喰いもののことばかり考えてた。首の皰、歯の黒ずみが気になる。朝寝する。午睡もする。14時過ぎる。兵庫県立消費生活総合センターに電話。けっきょくは完全に直してもらうか、いくらか金を返してもらうかしかないということだ。メールを送る。短歌はまるでウケなかった。noteですらゼロのままだ。きのうのようにならない。けっきょく削除した。
 早くに眠ることにして16時には夕餉の支度をした。喰う。ふいに写真集の誤植に気づいて、初めからデータをつくり直す。内容を変更したりもした。入稿してみる。1冊千円ほどかかるので、ラミネート加工はやめにするか。とりあえず、5部つくって、ポートフォリオとして配布する。夜になってUSED-PCから電話。ずいぶんな剣幕で、おれのメールに不快感を表明。「センターに相談」のところと、誤字に怒ってるふうだった。えらく沽券を落としたらしい。「いいがかり」とまでいう。強い口調で、こちらの不備を突いてくる。入れたソフトの責任者がだれだとかいいだす。そして「声のトーンがさがった」などと突っ込んで来る。頭をさげて、また¥5000と少し払って初期化するのはやめたほうがいい。もうすでに¥5000以上払ってるんだ。適当に電話を終わらせて、その¥5000と幾らをべつにPCへ使うことにした。少なくともおれは本体に¥36000は払ってる。厳しい非難まで浴びせられて、これ以上、つき合うつもりになれない。さっさと忘れることにした。
 楽天でPCを探す。安いもので、尚且つレビューの高評価のものを見る。DELLかHPか。1週間返品可能とあるので、その時間内にすべての作業を終えなければいけない。家計簿を見る。来月からプロテインをやめるとして、食費が¥19,000だ。だが、仕事中の食事をあたらしく勘定することになるので、そこも考えなければならない。PCについていえば値段と性能は必ずしも合致しないということだ。¥36,000のHPよりも、いま使ってる¥10,000の富士通のほうが確実に安定して動作してる。店の評価ももっと見ておくべきだった。評判を検索してみると、よろしくない話がいくつもあって、専用スレもあり、然もありなんというおもいがした。ドスパラあたりにPCを持ち込めばどうにかなるかも知れないという考えも湧いたものの、あそこは高値いし、臀の毛を抜かるだけのような気がするので止したほうがいいか。ともかく高い金を払って仕打ちを受けるのは馬鹿げてる。まずは業者のなまえで検索する癖をつけなければならない。相手のいうままであったら、ネットを繋いでる意味がない。
 けっきょく不安は残るが、PCーMAXで買うことにした。メモリを16GBに増設して¥33,000。送ってしまったPCはそのまま返送を願って、売却するか。いや、初期化しなければ売れないだろう。あたらしいPCを買って、さらに余裕があったらでいい。

10/28

 ばかげた空想を振り切って手淫することにした。あっさりと終わった。1時になって眠った。9時20分に起きる。ひどい目醒め。朝餉。noteに短歌。毎日歌壇にも投稿。ココナラに新規登録して、サービスの販売を開始。告知をブログに投稿。図書館からメール。13時過ぎて外出。図書館へ。坂口恭平「TOKYO 0円ハウス 0円生活」、「幻年時代」。帰って湯浴み。あたらしい歌篇に手をつける。15時過ぎて森先生へ電話するも話し中。夕餉。坂本慎太郎のプレイリストを聴きながらうたた寝。電話。森先生からだった。森崎氏に作品を送った旨を伝える。電話の最期に「ブログにおれのことをよく書いてる」といわれるが、憶えがない。けっきょく夕餉を理由に早々と切られてしまった。つづけて寝た。
 起きるとまだ19時台、紅茶を淹れ、鯖缶をひとつ喰った。Twitter村上隆の「芸術実践論」なる動画が紹介されていた。まだ観ていないが、以前にかれの「芸術起業論」という本を読んで、そのくその役にも立たない精神論と意気込みに辟易してしまったおれなのだが、観ればもっと現実的にアート市場へ参入する手段でも語られてるのか。だったらそれを本にしたらいいのではとおもった。23時過ぎて薬を嚥む。朝餉の支度をした。歌篇と童話も書き終えたので眠ることにした。
 
10/29

 7時半に起きる。朝餉。ブログとnoteに投稿。ひきつづき坂本慎太郎のプレイリストを聴きながら朝寝。昼寝。図書館からメール2件。坂口恭平の本を早いところ、片づけよう。夕方、外出。図書館へ。坂口恭平「現実宿り」、「0円ハウス」。帰って湯浴み。燕麦にパスタソースを混ぜて喰う。朝餉の支度をする。きょうはまるで作品がウケなかった。本をあらかた読み終えた。それから村上隆の動画を流しながら横になった。起きて映画「栄光への5000キロ」を観るも、脱落。カシオトーンに入札しようとしたものの、やめる。あまりに腹が減ってきたので薬を嚥む。眠ることにした。

10/30

 7時20分に起きる。朝餉。寒い。毎日歌壇に投稿。ブログに投稿。Twitterに告知。朝寝して12時40分に起きる。腹が減った。カシオトーンに入札。図書館からメール。14時を過ぎて外出。図書館へ。大石真「四年四組の風」。帰って15時まえ。湯浴み。あまりに腹が減った。燕麦を喰う。それからしばらくギターを弾く。声がでない。指南の動画も観たが、けっきょくはトレーニングにいくしかない。朝餉の支度。忘れていた習作の童話の投稿をnoteにする。空腹をコーヒーで紛らわす。ひどく疲れた。「さあ、本を出そう! 出版一年目の教科書」をAmazonで試し読みするも、目次に流通ルートについての項目がない。やめたほうがよいか。
 19時にツイキャスをやる。田中修子氏がコメント。自作の宣伝なんてものは野暮臭い。散文をひとつでっちあげた。あとは作品の送り先のリストをつくり、プロフィールを書いた。「裏庭日記」にいまさら誤植をみつけて訂正。絵本のためのラフを書く。構図はいいが、塗りに失敗したので棄てる。もっと粗めの紙にクレパスを使って描いたほうがいい。田中氏から注文あり。サイン入りで来月送ると伝えた。

10/31

 0時半に眠って、7時26分に起きる。やっと10月も終わりだ。朝餉を喰う。喰ってから朝寝。突然2度もの呼び鈴。またしても天理教だった。「お困りのことありますか」だと? 貴様らの存在だ。遮って扉を閉めた。中っ腹で起きることにする。図書館からメール。外出。「芸術闘争論」、「ピアノがうまくなる理由 ヘタな理由」。後者はCDがない。帰って14時から眠る。17時20分に起きる。「うまくやりおおれせばいい」を録音するも通して弾けずに断念。夕餉。音楽を聴き、時間を潰す。眠れそうになるまできょうは長そうだ。カシオトーン、落札。時間潰しに短歌をつくる。日付が変わった。

   *

 

毒婦 プワゾン・ボディ

毒婦 プワゾン・ボディ

  • メディア: Prime Video
 
真夜中のギャングたち

真夜中のギャングたち

 
焼跡のイエス 善財 (講談社文芸文庫)

焼跡のイエス 善財 (講談社文芸文庫)

 
FROM HERE TO ETERNITY

FROM HERE TO ETERNITY

 
YOUR FUNERAL…MY TRIAL

YOUR FUNERAL…MY TRIAL

 
世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生

世界一やさしい フリーランスの教科書 1年生

 
別冊宝島 ヤクザと芸能界

別冊宝島 ヤクザと芸能界

 
中井久夫集 5 『執筆過程の生理学――1994-1996』

中井久夫集 5 『執筆過程の生理学――1994-1996』

  • 作者:中井 久夫
  • 発売日: 2018/01/11
  • メディア: 単行本
 
クラッシュ (創元SF文庫)

クラッシュ (創元SF文庫)

 
電気馬

電気馬

  • 作者:津島 佑子
  • 発売日: 2009/03/01
  • メディア: 単行本
 
ロサンゼルスへの道

ロサンゼルスへの道

 
ラッキー [DVD]

ラッキー [DVD]

  • 発売日: 2018/12/05
  • メディア: DVD
 
ヨーロッパ横断特急<HDレストア版> [DVD]

ヨーロッパ横断特急<HDレストア版> [DVD]

  • 発売日: 2019/08/31
  • メディア: DVD
 
365日のシンプルライフ [DVD]

365日のシンプルライフ [DVD]

  • 発売日: 2015/05/23
  • メディア: DVD
 
Covers Record

Covers Record

  • アーティスト:Cat Power
  • 発売日: 2000/03/21
  • メディア: CD
 
倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)

倫敦塔・幻影の盾 (新潮文庫)

 
悪の哲学ノート (岩波人文書セレクション)

悪の哲学ノート (岩波人文書セレクション)

  • 作者:中村 雄二郎
  • 発売日: 2012/10/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)
 
ヤクザときどきピアノ

ヤクザときどきピアノ

 
ヘミングウェイで学ぶ英文法

ヘミングウェイで学ぶ英文法

 
反省させると犯罪者になります(新潮新書)
 
ガルヴェストン [Blu-ray]

ガルヴェストン [Blu-ray]

  • 発売日: 2019/10/02
  • メディア: Blu-ray
 
ミスミソウ [Blu-ray]

ミスミソウ [Blu-ray]

  • 発売日: 2018/10/03
  • メディア: Blu-ray
 
Squirrel and G-Man.. -Hq- [Analog]

Squirrel and G-Man.. -Hq- [Analog]

  • アーティスト:Happy Mondays
  • 発売日: 2020/01/31
  • メディア: LP Record
 
ミラノカリブロ9 [DVD]

ミラノカリブロ9 [DVD]

  • 発売日: 2006/08/25
  • メディア: DVD
 
小川洋子と読む 内田百閒アンソロジー (ちくま文庫)
 
チョコレート戦争 (新・名作の愛蔵版)

チョコレート戦争 (新・名作の愛蔵版)

  • 作者:大石 真
  • 発売日: 1999/02/01
  • メディア: 単行本
 
TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

TOKYO 0円ハウス 0円生活 (河出文庫)

  • 作者:坂口 恭平
  • 発売日: 2011/05/07
  • メディア: 文庫
 
芸術闘争論 (幻冬舎文庫)

芸術闘争論 (幻冬舎文庫)

 
芸術起業論 (幻冬舎文庫)

芸術起業論 (幻冬舎文庫)

 
CASIO(カシオ) 32ミニ鍵盤 電子キーボード UK-01 [ミニキーボード]

CASIO(カシオ) 32ミニ鍵盤 電子キーボード UK-01 [ミニキーボード]

  • 発売日: 2018/11/20
  • メディア: エレクトロニクス
 
現実宿り

現実宿り

 
0円ハウス

0円ハウス

  • 作者:坂口 恭平
  • 発売日: 2004/07/10
  • メディア: ペーパーバック
 
さあ、本を出そう! 出版一年目の教科書

さあ、本を出そう! 出版一年目の教科書

  • 作者:金川 顕教
  • 発売日: 2020/10/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 
ジャズ・ピアノがうまくなる理由 ヘタな理由 (CD付き) (ピアノスタイル)

ジャズ・ピアノがうまくなる理由 ヘタな理由 (CD付き) (ピアノスタイル)

  • 作者:堀 秀彰
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

山犬伝奇


   *


 手のひらの葡萄の種を温めてやがて来る月占う真午


 狼を祭りて濁る水まくら熱を帯びたるパセリ散らばる

 
 岸渉るむこうに過古のぼくがいて怒りにまかせて麦を嚼んでる


 豺の血が匂うのは薄原ヘリコプターをいま見喪う


 やまいだれいろはにほへとちりぬるをいまひるがえす怪盗ジゴマ


 語りべの黒髪姫の櫛滅ぶ故郷に春の来たることなし


 水色のおおかみ走るわがうちを汚して去りぬ妹のごと 


 天はるか展びゆく土地の黍色に高く跳躍せしは二輪車


 蘂落ちる水のおもてにきみがいるまぼろしだらけ暮れ落ちるなか


 頼るひとおらずや燕うらがえり木葉山女の首落ちる


 くらかげに沈む帽子よ秋草の幾束燃えていま淋漓たれ


 声吃るわがアパートの窓に来る一輪ざしのような工事夫


 夜学する若者たちのおもざしに秋雨ばかり奉るかな


 エーテルを嗅ぎつつなれば夜を撃つ伏射の姿勢そのままでいて


 惜しむ秋あらずや茸を狩るひとよ首狩るように鎌は閃く


 吉岡実サフラン摘み」を読むきみよ連結さるる貨車のうち見よ


 玻璃ゆれるメタモルフォーゼ紅の仮面のなかの夢また夢


 かぜに啼くくちびるばかり心臓の在処を教え給う弟


 花が散る貨車のなかにて眠れるをふとゆりうごかせばかのひと笑う

 
 子供ぢみたいいわけばかりさかる秋だれと繋いだ手をいつくしむ
 

   *

 

いつか会いたいジゴマ

いつか会いたいジゴマ

  • 発売日: 2019/12/01
  • メディア: Prime Video
 
怪盗ジゴマと活動写真の時代(新潮新書)

怪盗ジゴマと活動写真の時代(新潮新書)

 
ジゴマ (中公文庫)

ジゴマ (中公文庫)