つまらない買いものばかりしてしまった。詩集や新刊の発注は仕方ないにせよ、むかし持っていたプレミア本を高値で買ったり、いま急に必要なわけでもないのに、ジョイ・ディヴィジョンの評伝を買ったりした。そしてポルノに7千突っ込んだ。さらにはプロテインやサプリに9千ほど使ってしまった。まともな食料はスパゲッティだけだ。
師匠と話しをした。おもに小説について。上林暁を紹介された。私小説でいいといわれた。短篇なら、おれにも書けるだろうとおもい、何作か考えている。秋には結果がだせるといい。
おれが詩を書き始めたころ、もっとも影響を受けたのは中上哲夫のビート詩だった。とくに「グッドバイ」がよかったのだが、ネットにはもはやなく作者にコピーを願うことになった。自著と手紙を思潮社宛に送った。渡してくれると電話で聞いたからだ。
今月は金がなくなったから、おしまい。なにもする気が起きない。「文学極道」に投稿しようとふたつの詩を書いたものの、場に束縛されたような出来で、没にした。けっきょく、あそこでは態度やら作風を普段通りに行使することができない。少なくともおれには。だから、なにもかもを擲って、おれは離れることにした。もはや、できること
はない。蝗のやつがまたぞろ投稿してるが、おれにはなんの関係もないことだ。もちろんのこと、場につくられたやり方はおのれを蝕む。おれをおれでないものに仕立て上げる。だからやめる。
短歌?──そうとも短歌があった。こいつは年内50首書ければいいことにしよう。今年はコロナやら、フリマやらで叶わなかったが、来年こそは絵に専念したい。早いうちに歌い収めておきたいものだ。
この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも──ジョイ・ディヴィジョン ジ・オーラル・ヒストリー (ele-king books)
- 作者:ジョン サヴェージ
- 発売日: 2019/08/28
- メディア: 単行本