みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

詩作品

夏の定型詩

短歌 真夏の死たとえばぼくの万華鏡いつもみたいにきみが視えない けものすらやさしい夜よみずからを苛みながらも果実は青い 森番のひとりのかげを手斧もてわかちつつある狩人のぼく まだ解けぬ方程式も夕暮れてきみのなまえのなかに眠れる 神殺むるときを経…

ニューオーリンズ

ニューオーリンズの日々についてブコウスキーは語りたがらない あるいは語るべきものがあまりないのか 5セントの棒つきキャンディを嘗め 空腹を抱え 書くためだけの時間を求める あるいは子供たちに追われて、 酒屋のなかへと逃げ込む 果たしてすべてはおも…

清順が死んだあとに

映画音楽というものはおそらく 残り香に過ぎない フィルムにしたっていつかは滅びて 棄てられる 多くのひとの夢は わたし自身の夢と拮抗し、 またちがった現実と入れ替わって、 まざりあうだろう だからなにも悔やむ必要はないんだよ いっときの愉楽のために…