ビルかげに枯れ野をみてはたちつくす 長子ふと喪われゆく冬の根を掘る 敗れものほおばる葡萄味は灰 老木のよじれに昏き笑み児は 光り零す給水塔の頂きが うつしよよ暈をかむせよ明けの地へ 声なくてひとりの月のわかれぎわ 鉄条網鉄扉へ閉じしイエスのいっぴ…
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