ひとの名を忘るしもつき机上にてミニカーいちだい消息を絶つ 安物のファルファッレを茹でながら架空の対話をひとりめぐらす トマト罐放ちつつあり琺瑯の鍋につぶやくかつての片恋 分光器かざして見つむきみがいた町のむこうの山の頂き 青む眼の一羽が鳴らす…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。