* テニスンの詩篇も燃ゆる丘の火に飛び込まざるを嘆き零るる 三日月ややなぎのかげに眠る子のひたいの白き照らすばかりか 外套のボタン喪う日も暮れるいったいぼくがなにをしたんだ 砂糖菓子降る町ありや陸橋を過ぐときにふと考えている いっぽんの藁もて聖…
おれには堪え性というものがない。いまの気分じゃ借りてきた稲垣足穂も読めそうにない。おれはspotifyで音楽を聴きながら、こいつに取りかかる。気分はよろしくない。金が尽き、兵糧もわずかななかで、じぶんの魂しいとやらの臭いを嗅いでいる。こいつがかわ…
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