みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2019-01-27から1日間の記事一覧

蒸発旅日記

* テニスンの詩篇も燃ゆる丘の火に飛び込まざるを嘆き零るる 三日月ややなぎのかげに眠る子のひたいの白き照らすばかりか 外套のボタン喪う日も暮れるいったいぼくがなにをしたんだ 砂糖菓子降る町ありや陸橋を過ぐときにふと考えている いっぽんの藁もて聖…

神がふるい世界にもどってきて

おれには堪え性というものがない。いまの気分じゃ借りてきた稲垣足穂も読めそうにない。おれはspotifyで音楽を聴きながら、こいつに取りかかる。気分はよろしくない。金が尽き、兵糧もわずかななかで、じぶんの魂しいとやらの臭いを嗅いでいる。こいつがかわ…