みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

2018-10-15から1日間の記事一覧

かたぶく、かたむく(「古今和歌集」巻第8/離別歌より)

* そうして水銀の、 滴りを ガラス管のなかへ かつてぼくらが若かったとき、 撹拌機のなかで出会ったことを懐いだす あかときの声、 天雲の、 褥 旅立つ春をどうかお赦し給えよ かたぶき、かたむく ──わが梁よ奪え ──わが棟よ踊れ * 果てのない管をたどっ…