みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

僕(今月の歌篇)

* 秋の月まばゆくなりぬ半月に世界のすべて託し給えよ 星の夜に水の魚は光りけり葬場の鐘に跳ねあがりたり 秋月にあずける恋よひとびとのなかにふと迷えるおもい 標なき十字路にただ立ちながら炎天に燃ゆる蠅をば見つむ 秋の雨ひとかげみなのまなざしをただ…

ぼくの雑記帖──中田満帆詩集/未収録作品輯

ぼくの雑記帖──詩集.pdf - Google ドライブ あたらしい詩集をだしました。2003-2018の作品が入っています。 よろしく。

august/8月

* さすらえば鰥夫の身こそ倖せとおもい果てたる真夜の駅舎よ 晩夏訪れてたったいま淹れる珈琲の湯気に消ゆるすべての死者は 暮れる丘奇蹟の粒もなきがまま天然の美を湛える河や 濡れそぼつ聖母のごとき裸婦像やわれを見初めて連れてゆかんか 草木の燃えあぐ…

詩画集「世界の果ての駅舎」限定無料公開

世界の果ての駅舎 またも詩集を公開します。紙版が欲しい方は「製本直送」のオンデマンド印刷までお願いします。販売もしております。また喜捨をくださる方は、三井住友銀行・藤原台支店 普通 7489267 までお願います。御自身で印刷される方は、可能であれば…

詩集「広告」について

2009年の詩集「広告」をアップしました。「製本直送」を使えば安く本にできます。PDFは下です。 広告──そのほかの詩篇 2009_11_02-12_17.pdf - Google ドライブ

冬、未収録の詩作品を公開します。

冬頃、未収録詩作品をPDFで無料配布します。現在、編集中です。表紙つくりました。絵は’03年の朗読ライブ「地団駄ライブ! 朗読ビート!」のものです。若干ですが紙本もつくります。本書を荒木田義人に捧げます。

告知、詩画集と詩集、そして絵画作品の販売

あたらしい作品を販売することになりました。受注生産です。絵についきましては希望者にカタログを送ります。

サマー・ソルジャー(今月の歌篇)

(PV) サニーデイ・サービス - サマーソルジャー それは天気のせいさ──サニーデイ・サービス「サマー・ソルジャー」 * 生命の理やぶりそれほおどにきみと会いたき夏のはじまり 水たまり飛び越しながら光りつつ最后のひとつに加えられたし ソーダ水の残りの滴…

どうしてかれが蒟蒻なのか、そのとき、わかりませんでした。

*空想はイメージです。 とうとうわたくしも34歳と相成りました。最近はずっと小説にとっくんでます。けれども反文学を志しながらわたしのなかには映像ばかり。以前に映画監督ジム・ジャームッシュの《英文学を専攻していたが、書くものがどんどん映像的にな…

よりかからないでください。──極私的・エレファントカシマシ小論

エレファント カシマシ II アーティスト: エレファントカシマシ 出版社/メーカー: エピックレコードジャパン 発売日: 1988/11/21 メディア: CD クリック: 2回 この商品を含むブログ (20件) を見る 《よりかからないでください》──これは、'88年「PATI-PATI」…

小説を書くうえでの悩み(pt.2)

6/24 小説「犬を裁く日」。第一稿完成。まだ28枚しか書いていない。あと50枚はいる。これから風景と回想と独白を入れる。不条理小説としてイベントが足りないようにもおもう。あとバックストーリーをもとにしたものを入れる必要がある。たんに回想だけでなく…

小説を書くうえでの悩み

いまは「文學界」新人賞にむけて中篇を書いている。今回は伊丹十三の「「大病人」日記」を参考にして、映画シナリオの書き方を流用している。三幕+序章という形式。シノプシスを書き、本文にまず場所を書き、それから科白だけを入れる。そのあと簡単でみじか…

学歴というもの──マミー石田を再考する

そういう享楽的な諸君の姿を見ていると胸糞が悪くなります!──セリーヌ「死体派」 かつてマミー石田という男がネット上にいた。おもに「高卒者」を嘲笑するためにアジビラまがいの投稿を繰り返していた。かれには追従者もあったし、かれのサイトには共犯者も…

マイ・ポリティカル・ペーソス

* 子宮発の地下鉄に乗って * このくそ社会について書くまえに、わたしは自身について語ろう。わたしは病院や飯場を転々とした挙句、'11年12月より神戸市中央区より生活保護を受けている。そのあいだに自閉症スペクトラムなどの精神疾患から入院を繰り返し…

フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年

ベティ・ブルー―愛と激情の日々 (ハヤカワ文庫NV) 作者: フィリップディジャン,三輪秀彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1987/08 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年Philippe D…

「そのころ鱗ついて考えてた。それがこの髪型に結びついたわけです」(本人談)

* 長篇小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」はようやく校正が終わった。今週発送する。それでだめなら短縮版をつくって賞にでも送ろう。最近はずっと校正と読書に浸かってほかのことはなにもしてないと来る。そろそろあたらしい作品を書き始めなくてはならない…

母の日には生ベーコンを

* いっておくが語ることは大してない。気分のままに書き散らして、《そこ》になにかあるように見せる、おれからのプレゼントだ。いまは金がない。だから気が立ってる。無駄遣いをしたのは、きのうのおれ自身だ。だから胸くそがわるい。というわけでこいつを…

贋アメリカ小説

* 「ニュー・カラーの写真家が好きです。旅の匂いがしてるんです」──社交辞令でわたしはいった。たしかに写真もそのジャンルも好きだ。でも、だれにもいいたくはなかった。あの老人のために自尊心を切って渡したようなものだった。「パラダイス・ギグ」での…

ディック・フランシスを読んだことがない

('07年「おかまやろう」改作) * あわやぶちこまれそうになった。──どこに?──留置場ではない、救済所でもない、失業者相談窓口でもない。おれのけつの穴へ、銃口でもなければ、パイプでもバイブでもないもの。骨のない、やわらくなったり、かたくなったり…

おれにだって死にたいときはあったし、うつろなときもある

頭に充電器をぶちこみたい気分だ。長篇小説はほとんど泥沼、入稿した端からまちがいが見つかる。けっきょく1万5千の損だ。それだけあれば椅子だって買えたというのに。きょうになってようやく最終稿。予算さえ赦せばもっと余裕のある文章をかけただろう。頁3…

愛についてのみじかく、そして淡いなにか(短篇小説)

夜は若かった。かれらはそうでもなかった。車を走らせながら女たちを見た。酒壜をかたむけ、声をあげる。やがてひとりの女を口説いて連れ込んだ。かの女はなにもいわなかった。そのとき、ガラスのわれる音がした。なにかを毀したらしい。でも、その3人は気づ…

れもんの若い木々にかこまれ(短篇小説)

初秋だった。北部の田舎からでて、金が尽きてしまい、更生センターで寝てた。「ブルックリン最終出口」を読みながら。そこでは夕方の5時から朝の8時まで泊めてくれる。駅のすぐそばにあって、建物は小さいけど、心地よい清潔さがあった。労務者たちかあるい…

for MISSING/the MAGAZINE

Please enable JavaScript メール配信サービス by Benchmark メールマガジン配信中です。

陳腐なる、救いようのないものについて

* たとえばわたしが24のとき、はじめての膵炎で入院していたときだ。病室のテレビで堀北真希のドラマ「イノセント・ラブ」の第1話をたまたま見た。田舎から不幸な理由があって堀北は上京し、ハウスキーパーの仕事に就くも、同僚の宮崎美子(だっけ?)にか…

for MISSING/the NEWS LETTER 17/04/18

for MISSING/the NEWS LETTER17/04/18by mitzho nakata 正直いってネットでのウケはわるい。詩集や絵も売れない。 正当な方法、道筋を知らなくちゃいけない。 それがどこに書かれてあるか、というわけだ。 賞に当たるというのもいいのだろうけど、正直自信は…

そして遊戯は終わる

詩集「世界の果ての駅舎 詩群2014-2016」あとがき どうしてこんなにも警官が多いのか。やつらの車はわたしが坂を降るたびに、角を曲がるたびに、そして大通りで信号待ちをしてるときにも現れる。回転灯を光らせ、静かに。加納町交差点にいたマル暴は消えた。…

きようの落書、絵を描く練習

長篇小説、そして創作について断片集

* 3/28 小説、新たなエピソードを挿入。1頁増える。夜、スケッチを二本書く。 4/10 小説、加筆。そして終盤の内相を削る。再編輯。阪神震災を追加。実家の現在の外観も。外出、食器拭きを買い、パンツを買い、食料を少し。ノックビンを呑み、禁酒2日め。小…

長篇小説「裏庭日記」テスト版、限定販売

わたしの初の長篇自伝+犯罪小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」が完成しました。その記念にテスト版5部を限定販売致します。全233P。値段は、¥1400+送料(定型外)です。後払いも可能です。よろしくお願いいたします。 mitzho84@gmail.com 中田満帆 a missing pe…

短歌とオイル・サーディンについての論考

腹が減った。きょうから禁酒のためにノックビン散薬を呑んでる。「短歌研究」及び「角川短歌」、どちらも脱肛した。できあがったということだ。角川は題名以外すんなりといったが、研究は何度も駄目だしを喰らい、ようやく出来た頃には最初の主題はほとんど…