みずから書き、みずから滅ぶってこと。

中田満帆 / a missing person's press による活動報告

小説を書くうえでの悩み(pt.2)

6/24 小説「犬を裁く日」。第一稿完成。まだ28枚しか書いていない。あと50枚はいる。これから風景と回想と独白を入れる。不条理小説としてイベントが足りないようにもおもう。あとバックストーリーをもとにしたものを入れる必要がある。たんに回想だけでなく…

小説を書くうえでの悩み

いまは「文學界」新人賞にむけて中篇を書いている。今回は伊丹十三の「「大病人」日記」を参考にして、映画シナリオの書き方を流用している。三幕+序章という形式。シノプシスを書き、本文にまず場所を書き、それから科白だけを入れる。そのあと簡単でみじか…

学歴というもの──マミー石田を再考する

そういう享楽的な諸君の姿を見ていると胸糞が悪くなります!──セリーヌ「死体派」 かつてマミー石田という男がネット上にいた。おもに「高卒者」を嘲笑するためにアジビラまがいの投稿を繰り返していた。かれには追従者もあったし、かれのサイトには共犯者も…

マイ・ポリティカル・ペーソス

* 子宮発の地下鉄に乗って * このくそ社会について書くまえに、わたしは自身について語ろう。わたしは病院や飯場を転々とした挙句、'11年12月より神戸市中央区より生活保護を受けている。そのあいだに自閉症スペクトラムなどの精神疾患から入院を繰り返し…

フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年

ベティ・ブルー―愛と激情の日々 (ハヤカワ文庫NV) 作者: フィリップディジャン,三輪秀彦 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 1987/08 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含むブログ (2件) を見る フィリップ・ジアン「ベティ・ブルー」'85年Philippe D…

「そのころ鱗ついて考えてた。それがこの髪型に結びついたわけです」(本人談)

* 長篇小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」はようやく校正が終わった。今週発送する。それでだめなら短縮版をつくって賞にでも送ろう。最近はずっと校正と読書に浸かってほかのことはなにもしてないと来る。そろそろあたらしい作品を書き始めなくてはならない…

母の日には生ベーコンを

* いっておくが語ることは大してない。気分のままに書き散らして、《そこ》になにかあるように見せる、おれからのプレゼントだ。いまは金がない。だから気が立ってる。無駄遣いをしたのは、きのうのおれ自身だ。だから胸くそがわるい。というわけでこいつを…

贋アメリカ小説

* 「ニュー・カラーの写真家が好きです。旅の匂いがしてるんです」──社交辞令でわたしはいった。たしかに写真もそのジャンルも好きだ。でも、だれにもいいたくはなかった。あの老人のために自尊心を切って渡したようなものだった。「パラダイス・ギグ」での…

ディック・フランシスを読んだことがない

('07年「おかまやろう」改作) * あわやぶちこまれそうになった。──どこに?──留置場ではない、救済所でもない、失業者相談窓口でもない。おれのけつの穴へ、銃口でもなければ、パイプでもバイブでもないもの。骨のない、やわらくなったり、かたくなったり…

おれにだって死にたいときはあったし、うつろなときもある

頭に充電器をぶちこみたい気分だ。長篇小説はほとんど泥沼、入稿した端からまちがいが見つかる。けっきょく1万5千の損だ。それだけあれば椅子だって買えたというのに。きょうになってようやく最終稿。予算さえ赦せばもっと余裕のある文章をかけただろう。頁3…

愛についてのみじかく、そして淡いなにか(短篇小説)

夜は若かった。かれらはそうでもなかった。車を走らせながら女たちを見た。酒壜をかたむけ、声をあげる。やがてひとりの女を口説いて連れ込んだ。かの女はなにもいわなかった。そのとき、ガラスのわれる音がした。なにかを毀したらしい。でも、その3人は気づ…

れもんの若い木々にかこまれ(短篇小説)

初秋だった。北部の田舎からでて、金が尽きてしまい、更生センターで寝てた。「ブルックリン最終出口」を読みながら。そこでは夕方の5時から朝の8時まで泊めてくれる。駅のすぐそばにあって、建物は小さいけど、心地よい清潔さがあった。労務者たちかあるい…

for MISSING/the MAGAZINE

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陳腐なる、救いようのないものについて

* たとえばわたしが24のとき、はじめての膵炎で入院していたときだ。病室のテレビで堀北真希のドラマ「イノセント・ラブ」の第1話をたまたま見た。田舎から不幸な理由があって堀北は上京し、ハウスキーパーの仕事に就くも、同僚の宮崎美子(だっけ?)にか…

for MISSING/the NEWS LETTER 17/04/18

for MISSING/the NEWS LETTER17/04/18by mitzho nakata 正直いってネットでのウケはわるい。詩集や絵も売れない。 正当な方法、道筋を知らなくちゃいけない。 それがどこに書かれてあるか、というわけだ。 賞に当たるというのもいいのだろうけど、正直自信は…

そして遊戯は終わる

詩集「世界の果ての駅舎 詩群2014-2016」あとがき どうしてこんなにも警官が多いのか。やつらの車はわたしが坂を降るたびに、角を曲がるたびに、そして大通りで信号待ちをしてるときにも現れる。回転灯を光らせ、静かに。加納町交差点にいたマル暴は消えた。…

きようの落書、絵を描く練習

長篇小説、そして創作について断片集

* 3/28 小説、新たなエピソードを挿入。1頁増える。夜、スケッチを二本書く。 4/10 小説、加筆。そして終盤の内相を削る。再編輯。阪神震災を追加。実家の現在の外観も。外出、食器拭きを買い、パンツを買い、食料を少し。ノックビンを呑み、禁酒2日め。小…

長篇小説「裏庭日記」テスト版、限定販売

わたしの初の長篇自伝+犯罪小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」が完成しました。その記念にテスト版5部を限定販売致します。全233P。値段は、¥1400+送料(定型外)です。後払いも可能です。よろしくお願いいたします。 mitzho84@gmail.com 中田満帆 a missing pe…

短歌とオイル・サーディンについての論考

腹が減った。きょうから禁酒のためにノックビン散薬を呑んでる。「短歌研究」及び「角川短歌」、どちらも脱肛した。できあがったということだ。角川は題名以外すんなりといったが、研究は何度も駄目だしを喰らい、ようやく出来た頃には最初の主題はほとんど…

これは海難救助法ではありません

* 3/27 モノマネ鳥の正しい使い方 長篇小説は直してるあいだに220pを超えてしまった。頁数はすなわち予算だ。あとはまた校閲・校正だ。骨が折れる。02/07に完成したはずが、もう二ヶ月ちかく経ってる。noteに最終稿があるので興味あれば読んで欲しい。有料…

おまえらの顔なんざ見たくもない、でも愛してるんだ(生活保護者の実像)

3/11 * 長篇小説はできた。けっきょくおれはコントロール・フリークなのだろう。ようやく気づいた。Vincent galloや伊丹十三とおなじだ。頁のすべてに拘った。表記、書体、レイアウト、改行、表紙などなどなど。こいつを出版社に送ってみるとしよう。だめだ…

詩を金に換えるということ、そのほか

詩を金に換えるということ わたしの理想をいえば、文藝投稿サイトにも投げ銭や書き手支援のシステムがあったらいいとおもってる。中国ではすでにあるらしいが、日本に蔓延ってる潔癖症的同調主義がそれを赦さないだろう。こいつを黙殺し、破壊しながらやるし…

縁日の世界 Pt.2

縁日の世界 Pt.2 水際を谺する花いちもんめ 流れそこねたおもいでがひらり ぼくは齢をとる、できそこないのまま 林檎飴を食べたことがない まちがった回廊を歩いた でたらめな大人になった 水切り遊び 石は語らない 祭りはもう終わり あの娘が消えていく こ…

中田満帆の予告編:小説「裏庭日記/孤独のわけまえ」

アイデンティティ: 青年と危機 作者: エリク・H.エリクソン,Erik H. Erikson,中島由恵 出版社/メーカー: 新曜社 発売日: 2017/11/20 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る アイデンティティとライフサイクル 作者: E.H.エリクソン,西平 直,中島…

「土のなかのぼく、土のなかのまぼろし(仮題)」没歌篇2018

過日、森忠明先生へ二篇の短歌を送ったのだが一偏ぜんぶ没になってしまった。というわけでこの行き場のない歌をここに残しておこう。 「土のなかのぼく、土のなかのまぼろし(仮題)」──短歌研究新人賞のための歌篇 わが帰途を見失えりただひとりゆくなら黄…

きらわれもの

●きらわれることについて そのときその場所でいちばんの女に惚れてきた。きれいな女どもはわたしに腹を立てていなくなった。男たちもまたわたしに嫌気を差して去っていった。数年まえのことだ。わたしはフェイスブック上で、自身の怒りと恋情をさらけだして…

政治

球根を赦すまじや花という禍のために野は濁れり ぼくはほとんど政治や歴史を手放して来た。それ自体組織ではないかとおもった。新聞はあいかわず見出しとしショットのレイアウトの産物であっても、思考の産物ではない。いかにかれらが考えてるかをかたちにし…

ブコウスキー「モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え」1972年

チャールズ・ブコウスキー「モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え」1972年 Charles Bukowski "Mockingbird Wish Me Lock" - 1972 Block Sparrow Press モノマネ鳥よ、おれの幸運を願え (ブコウスキー詩集) 作者: チャールズブコウスキー,Charles Bukowski,中上哲…

SUZURIにてオリジナル・グッズ販売

ずっと放置していたSUZURIのグッズ販売に手を入れてみる。もちろんこんなものが売れるとはおもってない。自己満足の範囲である。こういったところを使ってうまくやるひとびともいるのだろうけど、わたしのようなスタイルの絵はまずもって受けない。それでも…